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県庁おもてなし課 ネタバレ感想

も、すっごい面白かったです!
...てか、超、私好みでした。(笑)

この新聞連載が始まったとき、どんだけ高知県民で在りたいと
思ったコトか!

ようやっと読めてシアワセでしたvvv

それでは 「県庁おもてなし課 ネタバレ感想 」 です!


県庁おもてなし課 ネタバレ感想


元々ワタクシ 「職業エンターテインメント」 は好きなジャンルなん
ですよねーvvv

しかもこの作品は 「地方の観光」 と。主人公・掛水の恋と成長と。

そして、彼を取り巻く人々にもスポットが当たっていて、その全部
がバランス良く盛り込んで有る作品だと思います。

作者ご本人は 「あくまで小説」 と仰っていますが...

この 「県庁おもてなし課」 にしろ 「シアター」 にしろ、現実にも
有効なんじゃないかと思わせるアイディアや手法が満載です。

つまり、それだけリアリティが有るとゆーことですねvvv

図書館戦争は架空の職業でしたし、キャラが立ち過ぎて?(笑)
いたので 「職業エンタ」 というカンジはしませんでした。

でも今回は、実在する県、実在する課が題材でしたので、とても
リアルに感じられました。


主人公・掛水文貴は高知県庁に入庁3年目の、どっぷりと
「お役所仕事」 に染まった25才。

そんな彼が、観光部に新設された 「おもてなし課」 に配属されて
"深く考えず" 「観光特使制度」 を提案したところから物語が始ま
ります。

そしてたまたま彼が、その 「観光特使」 を依頼した作家・吉門
喬介の担当になったことから物語が走り出します。

吉門に 「お役所仕事」 を痛烈に批判されて、ただうなだれて聞く
しかない掛水。

とゆっても、吉門の指摘したことは全部真っ当というか、当たり前
のコトだと思いましたけども。

何とゆーか...「お役所感覚」 って、ホント一種独特だと思います。

特に、一昔前はひどかったですねー

以前居た職場での話ですが...

毎月お役所から月末か遅くても2日くらいには送ってくる書類が、
4月の月の4日くらいになっても来ないときがありました。

そんで電話したら 「部署の異動でバタバタしていて」 と、高圧的に
言われ、マジでキレる寸前まで行きました。

「こっちは異動で大変なのに何でそんなことが分からないのか!」
と言わんばかりの態度でした。

思わず 「そんな言い訳が民間で通用すると思ってんのっ!」 と
口から飛び出すトコロでしたよ。ホント!

こっちはその書類に記入して、又別の公的機関に提出しなきゃ
ならないのに。

そっちの公的機関はこっちがどんな理由を並べようと締め切りを
延ばしてくれるワケじゃないのに。

そして 「早く送付して下さい」 と言っても 「すぐに送ります」 とは
言わなかったことが、私に怒りに拍車を掛けましたねー

でも、最近のお役所は違います。

今はホント、どこのお役所に電話を掛けても (よっぽどハズレを
引かない限り) 愛想良く、親切に対応してくれます。


そんな 「お役所仕事」 に首まで浸かっていた掛水が吉門の影響
を受けて 「民間感覚」 を身に付けていく過程は、なかなかに読み
応えが有りました。

どんどん変わって行く掛水にワクワクしましたもんねーvvv

けれど、そんなときに課長の下元から掛水に刺された釘。

お前は運が良かったのだ。吉門からカルチャーショックを受ける
立場を引き当てたのだから。

コレ、スゴイ客観が効いていると思いました。
掛水と読者に対して。

掛水が言っているのは最もなことだけど、でもそれを傍に居る
人はどう見ているのか。

「おもてなし課」 でひとり突っ走り気味の掛水に、立ち止まって
足元を見る機会を与えたこの一言は値千金だったと思います。

でも、私は吉門との出会いを "幸運" にすることが出来たのは
掛水だったからこそだと思いましたけどね。

他の者...例えば吉門の担当が近森だったなら、最初の
駄目出しで物別れに終わったでしょう。

こんな風に柔軟に、粘り強く、打たれ強く、そして自分を変えて
行けたのは掛水の資質だったと思うのです。

そして、吉門から意味深に紹介された元県庁マン清遠和政 登場!

仕事の出来るカッコイイ中年!(笑)

彼は二十数年前 「パンダ誘致論」 を唱え、その先進的過ぎる
主張ゆえに県庁を追われた男でした。

この清遠を招聘し 「高知県まるごとレジャーランド化」 計画が
始動します。

ココで私が思い出したのが自分の地元でした。

私が住む市もずっと、恵まれた歴史的遺産にあぐらをかいた
観光行政とか言われてまして。

んで、数年前に 「まち歩き博覧会」 というのが開催されたんです。

ハコモノを作るのではなく、市の中心部に点在する観光名所を
コースでつなぎ、街をひとつのテーマパークに見立てるという、
エコノミック(笑)な博覧会でした。

最初に聞いたときは 「ビンボーなりに良く考えたなー」 と感心した
くらいでしたが...

(県民所得は全国下から○番目くらい。高知県とどっこい!)

でも今思えば、お役所からそんな発想が出ること自体、スゴイ
ことだったんだなーと、今更ながら思いました。
(あ、コレ、博覧会は終わりましたが今でもやってます!)


そして、絶妙のダブルヒロイン。多紀と佐和。

歳相応の化粧と服装なのに、不思議と女っぽさを感じさせない
明神多紀。

ショートヘアで化粧っけもなく、ボーイッシュな服装なのに "女"
を感じさせる清遠佐和。

二人の容貌についてはこれくらいしか書かれていないのに、
鮮やかに二人の個性が浮かび上がります。

理知的な多紀と気性の激しい佐和。
好対照ですねーvvv

二人とも可愛くていじらしくて、とても魅力的な女性です。


多紀は明るくて有能で、誰に対しても優しくて、しっかり者の
掛水のアシスタント。

「県民感覚」 を取り入れる為に 「おもてなし課」 に臨時採用された
ことの意味を理解し、自分に何が求められているか自覚が有り、
それに応えるための努力を怠らない。

けれど、そんな多紀も掛水にはつい意地を張ってしまうことも。

そして佐和は以前県庁を追われ、今回観光コンサルタントとして
「おもてなし課」 に参加した清遠和政の娘。

最初、清遠にアプローチして来た掛水に初対面で水をぶっ掛ける
くらい "県庁" を毛嫌いしていたのに 「吉門」 の名前を聞くと掛水
の名刺を受け取った。

このとき私は 「吉門喬介」 は、清遠の息子で佐和の兄だと思い
ました。

「吉門」 はペンネームなんだと。

でもそれは、半分当たりで半分ハズレでした!

子連れ同士の再婚で、吉門と佐和は血は繋がっていない。

離婚した母のことで、義父と義妹の居る 「民宿 きよとお」 に
帰れなくなった吉門。

のどから手が出そうなくらい欲しかった "帰る切っ掛け" を
くれたのが掛水で...

でも 「観光特使」 の話をされて1ヶ月も放置されたんじゃあ、
そりゃ辛辣にもなるでしょうよ。

ずっとずっと大事に守って来た義妹。

喬介が 「青が似合う」 と言ったら、身に付ける物に青が増えた
佐和。

父以外、誰にも懐かない野良猫のような佐和が自分にだけは
懐いてくれた。

そりゃもう、可愛くて可愛くてしょうがないでしょうねーvvv

そんな佐和に、水を掛けられても平手をされても真摯に対応
する掛水に苛立ちを覚える多紀。

掛水が "そう" なのは、自分が佐和の家族を離れ離れにして
しまった "県庁" で有るという負い目から来るものなんでしょう
けども。

自分を 「必要」 と言ってくれた掛水の役に立ちたくて立ちたくて
仕方がないのに、当の掛水は佐和の肩を持つ。

もう、多紀のキモチが切なくていじらしくて。

掛水も多紀も、お互いがお互いのことを意識しているのに、
すれ違ってしまう...恋愛小説の王道ですね!(笑)

ゆっくりと気持ちを重ね合わせてゆく二人が、とても微笑まし
かったです。

それと、私から見たら佐和に負けず劣らず "懐かない野良猫"
体質の吉門喬介が、掛水に気を許して行く様子もなかなか結構
な見ドコロでした!

ところで!

吉門と佐和のことはこんだけ書き込まれているのに、掛水自身
の生い立ちなどは全然描かれてないんですよねー

野性時代の付録文庫 「サマーフェスタ」 が掛水の話だった?とか
聞きましたけども。

あの文庫、出るのが早すぎましたね。
本編を読んだ今なら私、買うのにな~(涙)

ホントはね、単行本に収録されるのを期待してたんですよー。

同じ号に載った対談は収録されているのに...何がダメだった
んでしょうね? う~ん。残念!


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県庁おもてなし課/有川浩

◆読んだ本◆ ・書名:県庁おもてなし課 ・著者:有川浩 ・定価:1,600円 ・出版社:角川書店 ・発行日:2011/3/31 ◆おすすめ度◆ ・高知県観光立県化小説度:★★★ ・爽やか町おこし度:★★★★ ・...


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