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堂郁 《童話》 アンソロジー

堂郁 《童話》 アンソロジー 「Children's Story Books」
堂郁 《童話》 アンソロジー 「Children's Story Books (仮)」

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りか

Author:りか
好きな作家(敬称略)
有川浩、小野不由美、荻原規子、茅田砂胡、雪乃紗衣、他。
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持ってるマンガの半分くらいは白泉社コミックスです。
小説もマンガもアニメも映画もドラマも。
ハマッたら最後、何でも語ります!(笑)

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堂上篤&笠原郁について 折口より

今回の図書館SSは 「堂上篤&笠原郁について 折口より」 です。
「吉祥寺の立て籠もり事件」 の立役者たちを取材をするために
折口さんが特殊部隊事務室を訪れたときのお話です。


堂上篤&笠原郁について 折口より


吉祥寺の武蔵野第二図書館で立て籠もり事件が発生した。

犯人は包丁を持った薬物中毒者で、若い母親を人質に閲覧室に
籠城したが、出動要請を受けた図書特殊部隊の活躍により異例の
スピード解決をみた。

その翌日、世相社の記者である折口マキが、事件解決の立役者
たちを取材するために図書特殊部隊の事務室を訪れた。

前もってアポを取っていたので、折口が事務室に着いたときには
事件で出動した堂上班と進藤が揃って待機していた。

そして、取材する場所は 「こっちで良いだろう」 という玄田の
一言で隊長室となった。


取材が始まり、堂上が報告書をめくりながら折口の質問に
答えていく。

そして、全員のコメントを取ったあと、最後に折口は一眼レフの
デジカメを取り出しながら 「写真、良いかしら?」 と尋ねた。

それに対して堂上が答えた。

 「すみませんが、笠原の写真は載せないで下さい」

 「えっ、何で?」

と、即座に訊いてきたのは小牧だ。

堂上は、書類に目を落としながら言った。

 「あんまり人目に晒したくないから」

堂上の書類をめくる音がいやに大きく聞こえた。

視線を感じ、堂上がふっと目を上げると隊長室の全員が堂上を
見ていた。

 「え」

思わず引き加減になった堂上だが、自分の発言が違う意味に
取られたことに気付いてうろたえた。

 「ちっ、違うっ! これは又おとり捜査とかあったときのためにっ!
  顔を知られていたら業務に支障を来たす可能性を考えての
  ことでっ!」

言い募る、その顔は赤い。

 「ああ、そうだねえ」

小牧がニヤニヤ笑いながら言った。

 「だからっ!これはっ!別に個人的な独占欲とかじゃなくてっ!」

動揺した堂上が、言わなくても良いことまで口を滑らせる。

ここでついに小牧に上戸が入り、玄田が吹き出した。

 「つっ...」

顔を真っ赤にして絶句した堂上が 「取材は終わりですねっ!」
と折口に向かって言うと、席を立って隊長室を足早に出て行った。

扉が閉まった直後、隊長室が爆笑に包まれた。

 「あいつ、昔っから余計なこと言っては自爆するんだよねぇ!」

 「ヤツが掘らんでいい墓穴をわざわざ掘るのはいつものことだ!」

 「堂上君、可愛いわぁ! 大事にされてるのねぇ!
  ねえ、郁ちゃん?」

折口に同意を求められ、郁は堂上に負けないくらい真っ赤になった。


 ***


笑いが収まり、隊長室から全員が事務室に出て来た。

堂上は自席で事務仕事をしていたが、まだ少し顔を赤くしたままだ。


全く、この二人は...折口は思わず笑みを零した。

初めて二人に会ったときのことが思い出された。

そう言えば、あのときも郁の写真を撮って堂上に止められたん
だったと気が付いた。

記者として 「図書隊初の女性特殊防衛員」 の郁に興味が有った
のは言うまでもないが、実は 「玄田の秘蔵っ子」 の堂上にも
興味が有った。

実際に会ってみて、玄田が堂上を可愛がっているのが良く分かる。

そして、その堂上が郁をとても大事にしているのも微笑ましかった。

いつも二人のそばに居るわけではない自分だからこそ、かえって
よく見えるのかも知れない。

折々に会う度、二人の距離が近くなって行っていることを。

そして、昨年の敦賀原電テロに端を発した当麻事件の落着とともに
二人が付き合いだしたことを、何かの話の中で玄田から聞いた。

ああ、やっと...か。

きっと、二人の周りの人達はみんなそう思ったんでしょうね...

そう思うと、又笑いが込み上げた。

 「郁ちゃんと堂上君が仲良く一緒にいるところを見ると、何か
  ホッとするのよねぇ」

折口が郁に向かって微笑んだ。

 「そっ、そうですか?」

どんな顔をしたら良いのか、郁は表情の選択に迷ったようだ。

 「あの、折口さんも時々はウチにも顔出して下さいね?」

そして郁は笑って言った。

 「ここの人達が言うには、あたしじゃ 『華』 がないそうですから」

当麻事件のときに、隊の連中に言われて 「余計なお世話」 と
ふくれっ面で返した。

 「あら、今の郁ちゃんなら立派な 『華』 だと思うけど?」

首を傾げながら言う折口に、小牧が応じた。

 「確かにそうなんですけど...」

小牧がチラリと堂上を見た。

 「でもそれ、他人の花壇に咲いた花だから」

 「ああ、なるほどね」

その場の全員の視線が堂上に集まったが、堂上はわざとのように
そっぽを向いた。


 ***


折口が辞去したあと、お茶の片付けに郁が隊長室に戻った。

 「あれ、この携帯...」

隊長室のソファに携帯が残っていた。

たまたま隊長室の扉の近くに居た手塚が、郁の声が聞こえた
ようで、隊長室を覗き込んだ。

 「折口さんのじゃないか?」

 「あたし、追いかけてみる!これ、お願い!」

郁はそう言って茶器を載せた盆をテーブルに置くと、
特殊部隊事務室を飛び出した。

 「相変わらず、速え~...」

あっという間に居なくなった郁に手塚は思わず呟いた。


 ***


 「折口さんっ!」

郁が後ろから呼びかけると、折口がちょっとびっくりしたように
振り返った。

 「あら、郁ちゃん。どうしたの?」

 「忘れ物ですっ。携帯っ!」

郁が息を弾ませながら携帯を差し出す。

 「えっ!」

折口は無意識のようにバッグを中を覗き込んだ。

 「あらまあ、私としたことが! 商売道具を忘れるなんて。
  ありがとう、郁ちゃん」

照れ笑いを浮かべながら携帯を受け取る折口に、郁が言った。

 「あの...ホント、仕事じゃなくても、用事がなくても、時々は
  来て下さいね?」

そして、郁はしばらく言おうかどうしようか逡巡しているように
見えた。

やがて、思い切ったように

 「玄田隊長もきっと、折口さんが来てくれると喜ぶと
  思いますからっ!」

折口は思わず笑みを零した。

郁が自分たちのことを気遣って言ってくれているのが分かった。

その気持ちが嬉しい。

あのね...

折口は郁の耳元にそっと囁いた。

 「60歳になったら、折口マキから玄田マキになる予定だから...」

ビックリ顔の郁に 「だから大丈夫よ!」 と、折口は鮮やかな
笑顔を見せた。


 ☆ 堂上は折口のことが苦手でしょうけど
   (主に無遠慮で無神経な物言いとか...)(笑)
   郁はきっと彼女のことを好きだと思います。

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コメント

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私も折口さん大好きです。

隊長ファンその1より

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