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堂郁 《童話》 アンソロジー

堂郁 《童話》 アンソロジー 「Children's Story Books」
堂郁 《童話》 アンソロジー 「Children's Story Books (仮)」

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有川浩、小野不由美、荻原規子、茅田砂胡、雪乃紗衣、他。
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小説もマンガもアニメも映画もドラマも。
ハマッたら最後、何でも語ります!(笑)

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堂郁デート14 結婚直前編

今回の図書館SSは 「堂郁デート14 結婚直前編」 です。

「堂郁の日」 (10月19日) 合わせで、久しぶりに書いてみましたvvv

そういえば昨年の 「堂郁の日」 も、SSを更新したんですよねえ。
あれから1年! とっても早かったです。

そんで!

この1年で図書館SSは5本しか書いていなかったコトに気付いて
コレ又ビックリです。(笑)
(しかもその内の1本は前に書いたヤツだしー)

まあ 「LOVE&WAR」 のは毎月コンスタントに書いてますけどねvvv


堂郁デート14 結婚直前編


特殊部隊の名物カップル、堂上と郁がようやっと結婚することになった。

この二人が付き合い出したとき、きっと最後まで行くだろうと思っていた
のは何も柴崎だけでは無い。

結婚報告から結婚式までの短い期間に、互いの両親への挨拶や
顔合わせや結納などを慌しく済ませ、官舎への引越しは来週だ。

それに合わせて公休日の今日、堂上と郁は家電や家具などを買いに
専門店に来ていた。

ベッド売り場に来ると、広いフロアにたくさんのベッドが所狭しと
並んでいる。

二人は部屋の間取りを書いたメモを片手に、ダブルベッドの一画を
見て回った。

 「ダブルベッドなんて、何か照れますね」

郁がちょっと顔を赤らめながら言うと

 「官舎の寝室にシングル2つは入らないぞ」

と、堂上の返事はこの上なく合理的だった。

けれど。

それに...と、いかにもついでのように付け足されたのは

 「夫婦でダブルベッドを使って何が悪い」

という、拗ねたように言われた一言だった。

 「...篤さん、今のセリフは破壊力有り過ぎです」

郁の顔はすでに真っ赤に染まっている。

堂上が笑って、郁の頭を軽く叩いた。

 「早く慣れてくれると嬉しいんだがな。奥さん」

この第ニ撃で郁は完全に撃沈した。


 ***


あらかたの買い物が終わり、夕食はカジュアルなフレンチ・レストランに
入った。

 「来週からはこうして毎日一緒にご飯が食べられるんですね」

郁が自分の皿の白身魚のレモンソテーを切り分けながら嬉しそうに言う。

 「そうだな。でも、自分達で作るんだぞ」

 「もー、分かってますよー」

郁はむくれながらも切り分けた魚を一口分、堂上の皿に移した。

 「俺達は寮生活のおかげで料理以外の家事ならお手の物なんだ
  がなあ」

寮では毎日一斉掃除が有るし、洗濯は各自にやっている。

けれど、食事だけは食堂が有るので作る必要がない。

 「お前、料理の腕は...って、訊くまでも無かったか」

笑った堂上に郁がふくれっ面で返す。

 「今はちゃんと、リンゴだって剥けるようになってます!」

 「手を切らずにか?」

からかい口調で言われ、郁はますますふくれた。

 「そういう篤さんはどうなんです?料理、出来るんですか?」

「俺は図書大からずっと寮暮らしだったからな。子どもの頃はともかく、
 まともに料理はしたことがない。まあ、お前と似たようなもんだ」

 「子どもの頃はともかくって、子どもの頃はやってたんですか?」

郁が首を傾げながら訊くと

 「ああ。うちは母親が看護師で共働きだったからな。まあ子どもが
  作るんじゃ大したもんじゃなかったけど」

堂上が自分の皿から切り分けた牛ヒレ肉のステーキを一口分、郁の
皿に移しながら答えた。

皿に乗せられた小さなステーキを見て郁がクスリと笑った。

 「何だ?」

 「子どもの頃と言えば、あたしも兄達とこうやって交換してたなーって
  思い出して。人が食べてるものって、何でか美味しそうに見えるん
  ですよねー」

篤さんも静佳さんとやってたんですか?と訊かれて堂上の顔が仏頂面
になった。

 「何で俺が、奴とそんなことを」

 「え、でも、あたしとはしょっちゅうやってるじゃないですか」

違う料理を注文したときは大抵一口ずつ交換するのが習慣に
なっている。

 「食い気一辺倒のお前と一緒にするな。俺はお前が食ってるものを
  食いたかっただけだ」

郁が思わず堂上を見返した。

そっと上目遣いで窺うと、失言したと思ったのか堂上はそっぽを
向いていた。

...えーと、これって甘えられているのかな?

堂上の横顔が少し赤くなっているのは照れている証拠だ。

郁の顔がほころんだ。

 「じゃあ、これからは毎日同じものを食べるんですから交換する
  必要が無くなって残念ですねー」

からかうように言うと、堂上が郁をじろりと睨んだ。

 「お前、覚えてろよ」

 「ふふふ。今更そんな顔をしたってダメですよぉ」

めずらしく堂上相手に勝てたような気がして、郁はご機嫌で食事を
終えた。


***


その夜は二人にとって、結婚前の最後の外泊となった。

 「結婚しても特別な日とかには、こうして外泊したいですね」

浴衣を着た郁がバスルームから出て来てそう言った。

先にシャワーを済ませていた堂上はビールを呑みながらニュースを
見ていたが、郁を見るとTVを消した。

 「特別な日って何だ?」

郁がベッドの上にあぐらをかいていた堂上の隣に座る。

 「んー。結婚記念日とか、初めて出逢った日とか」

 「初めて二人で外泊した日もか?」

からかい口調の言葉に郁が真っ赤になった。

 「もう!それは忘れて下さいっ!」

 「忘れないだろ。普通」

あの夜を忘れられるわけがない。

敵前逃亡未遂も、肩に噛みつかれたことも、そして郁の熱い吐息も。

 「そう言えば、俺には俺だけのお前との記念日がある」

 「え?何それ?」

郁が堂上の方へ身を乗り出した。

 「初めて出逢って、5年後再会した日だ」

 「それがなんで篤さんだけの記念日なんですか?」

首を傾げる郁に堂上がすまして答えた。

 「お前、俺の顔を覚えてなかっただろうが」

 「うっうっう...やっぱり根に持ってる」

いじけたようにうつむいた郁に、堂上が笑いながら手招きをした。

 「もう...意地悪なんだから」

郁はそっと堂上の膝に乗ると、もたれるように身体を寄せた。

 「まあ、いいさ。それが無かったらお前とこうなっていなかったかも
  知れないしな」

堂上の腕の中に居た郁が、少しだけ身体を離して目を合わせた。

 「篤さんが篤さんなら、あのときの三正じゃ無くてもあたしはきっと
  好きになっていましたよ?」

この "きっと" は "多分" ではなく "必ず" の "きっと"。

笑顔の郁が堂上の肩に両腕を回した。

 「いっつも難しいカオをしていても」

 「この顔は素だ。諦めろ」

郁が堂上の額にキスを落とした。

 「要らんこと言ってあたしを怒らせても」

 「口が悪いのは性格だ。もう直らん」

今度は堂上の右頬にキス落とす。

 「あたしの大好きな王子様」

 「その呼称だけは止めてくれ」

本気でイヤそうな声音に、郁が笑みをこぼす。

 「お前、ここまで煽っておいて覚悟は出来てるんだろうな?」

 「え、あたし何か煽るようなことしましたか?」

 「お前な...」

これを無意識でやられたんじゃ、男はたまったもんじゃない!

ため息をついた堂上が郁の耳元で囁いた。

 「次はどこにキスしてくれるんだ?」

 「えっ...えーと。それじゃあ...」

郁が堂上の左頬に顔を近づけると、すかさず後頭部に手を回された。

逃げる間もなく唇を重ねられる。

息も出来ないくらい攻め立てられて、堂上の肩に回していた郁の腕が
ストンと落ちた。

唇が離されたとき、郁は肩で息をしていた。

そんな郁を見て堂上がにやりと笑う。

 「覚えてろって言っただろ」

 「それ、今ですか...」

力なく言葉を発したが、"今" は始まったばかりだということに気が
付いて、堂上をからかったことをちょっとだけ後悔した郁だった。


 ☆ このSSでありままさんやポンコさんから、ほんのり色っぽい感じや
    SSの色が "りかさんらしい" というお言葉を頂きましたvvv
    すっごい、うれし♪ ちゃんとウチのカラーになってるんだなって!


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コメント

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久しぶりのコメントです(^^)

なんか・・・いいなぁ堂上さんも郁ちゃんも!
めちゃラブラブやないですかぁ~
自分から口にはキスしないとこが郁ちゃんらしいんですかね!純情乙女~ww

りかさんのSSけっこう読んだと思ってたけど・・・
1年で5作だったんですね~!
バックナンバー(?)たくさんあるから、もっと書いてるかと思ってました(笑)

ベタ甘な(もうすぐ)堂上夫婦、すてきでした!

次回の更新&ss楽しみにしています(^^)/

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ちょっとしたお願い。

図書館ssいつも楽しませてもらってます。

ところでちょっとしたお願いなんですけど、
やっとこさ結婚した堂郁ですが、
二人には子供はできないんでしょうか?
本書であると思ってたんですけどなくて・・・
できれば書いていただけないかと・・・
勝手なお願いでごめんなさい!
でもかわいい我が子にデレデレの堂上夫妻も
見てみたいなぁ~って。。。


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郁と堂上の外泊話を読みたいです
あと、家での話も読めたら読みたいです
わがまま言ってごめんなさい

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