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堂郁 《童話》 アンソロジー

堂郁 《童話》 アンソロジー 「Children's Story Books」
堂郁 《童話》 アンソロジー 「Children's Story Books (仮)」

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りか

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有川浩、小野不由美、荻原規子、茅田砂胡、雪乃紗衣、他。
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小説もマンガもアニメも映画もドラマも。
ハマッたら最後、何でも語ります!(笑)

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堂郁デート15 可愛い彼女編

今回の図書館SSは 「堂郁デート15 可愛い彼女編」 です。

「堂郁の日」 (10月19日) には間に合いませんでしたが、昨年も
一昨年もこの日にはSSを更新してるんですよねー

てか、何か "合わせ" のときしか (SSを) ほとんど書いてナイことに
気付いて、我ながらビックリ~(笑)

(あ、「LOVE & WAR」 のは書いてますけども)

せっかくの祭りに乗れなくて残念でしたケド、後夜祭ということで。(笑)


堂郁デート15 可愛い彼女編


当麻事件で負傷した堂上が退院したのは秋のこと。

ようやっと普通の恋人同士のようにデートが出来るようになったが、
その回数は未だ片手の数にも満たない。

最も、堂上はすぐにしれっと彼氏の顔になっていたけれど。

しかしあいにく、郁の方はそうは行かなかった。

初めてのお付き合い、初めての彼氏、そして初めての "彼女" な自分。

堂上が自分に合わせてくれているのは感じていたが、郁はもういっぱい
いっぱいだった。


 ***


その日、堂上と郁は都内の美術館に出掛けた。

堂上が見たいという企画展が開催されていたのだ。

せっかくだから食事して帰ろうと、二人並んで街を歩いていると
後ろから声を掛けられた。

 「堂上?堂上じゃないか?」

 「え」

堂上と郁が振り向くと、そこには三十前後くらいのスーツ姿の男性が
立っていた。

彼は懐かしそうな顔で、その視線は堂上に向かっている。

 「俺を覚えてないか?中学三年のとき同じクラスだった...」

 「ああ!久しぶりだな!」

笑顔の堂上が相手の言葉を遮った。

お互い歩み寄り、握手を交わす。

 「そう言えば、堂上は図書隊勤務だったな」

 「ああ、お前は?」

 「フツーのサラリーマンだよ」

近況を話し合う堂上とその同級生の姿を、少し離れたところで郁が
ニコニコと見ていた。

 「...ったく!お前、同窓会とか全然来ないからなぁ」

彼が堂上に軽くパンチを繰り出すフリをする。

 「あー。悪い。なかなか仕事の都合が付かなくてな」
 
堂上も彼の拳を受ける仕草をする。

そのとき、彼がちらりと郁に視線を向けた。

 「で?そっちの可愛いコは?」

いきなり話題を自分のことに振られた郁がちょっと緊張した様子を
見せた。

堂上が紹介しようとした、その機先を制してにまにま笑った彼が言った。

 「妹さんか?お前確か、妹が居たよな?」

おい!いかにも "デートしてます" なこの状況で、一体何ゆえ "妹" か!

ヤツのにやにや笑いはコレがわざとだと言っている。

そうだ。こいつは昔からこういうヤツだと思い出した。

郁がしょんぼりした様子で目を伏せた。

そんな郁を見て、彼が小さく吹き出す。

 「こいつが俺の妹に見えるんなら、お前の目もいい加減なもんだな」

仏頂面で言い放った堂上に彼がそっと囁く。

 「お前、こんな可愛い彼女、どこで見つけて来たんだよ?」

 「ほっとけ!」

堂上が速攻で切り返す。

二人を見比べて面白そうに笑った彼が腕時計に目をやった。

 「おっと!そろそろ行かないと!」

 「さっさと行ってしまえ!」

 「デートの邪魔してごめんってば!」

あはは!と笑った彼が手を振って立ち去ろうとしたが、ふと振り返った。

 「堂上、たまには同窓会にも顔出せよー」

ネタにされると分かっていて、誰が行くか!

しかし、行かなければ行かないで自分の居ないところでウワサされると
思うと、それも又業腹である。

 「彼女も連れて来いよ!二次会なら大丈夫だろ?今日の侘びも
  したいし」

 「...気が向いたらな」

思いっきり不機嫌ヅラの堂上を全く気にする様子も無く、彼は
「またなー」 と去って行った。

そんな彼を見送ったあと郁を促して歩き出したが、何となく気まずい
雰囲気なのは否めない。

しばらく経った頃、郁がポツリと呟いた。

 「...あたし、そんなに堂上教官の彼女に見えないのかな?」

堂上は一瞬吹き出すところだったが、何とか堪えた。

あれはっ!
お前がそんな簡単にカオに出すからヤツにからかわれたんだよっ!

そう言ってやりたかったが、あんなバレバレのからかいを真に受ける
郁がおかしいやら可愛いやらで、苦笑するしかなかった。

堂上が郁の手をギュッと強く握り締めた。

 「ほら。こうしていればお前が俺の妹なんて思う奴は居ないだろ?」

最初、目を瞠って堂上を見ていた郁だが、やがて照れたように笑った。

 「えへへ。ありがとうございます。嬉しいです」

...お前、ここで "ありがとう" と "嬉しい" は殺し文句だぞ。

そっと握り返して来た郁の手を引っ張って建物の陰に連れ込んだ。

 「あっ、あの...まだ明るいんですけど...」

今はまだ夕暮れ時で、通りかかった人が見たらそこに人が居ること
くらいは分かる。

 「少し...だけだ...」

低い声で呟いた堂上が、郁の後頭部に手を回して顔を引き寄せた。

ついばむようなキスをして顔を離すと、郁がビックリしたように目を
丸くしていた。

 「悪い。何かいろいろ我慢出来なかった」

そっぽを向いた堂上が気まずそうに言う。

 「わっ、悪くはないですけどっ!全然っ!」

慌てたように言い募る郁に、堂上が笑った。

 「そろそろ、メシ食いに行くか」

 「はいっ!」

まるで業務中のような元気の良い返事に苦笑しながら手を差し出すと、
郁は迷うことなく堂上の手を取った。

そして堂上は、自分のジャケットのポケットに郁の手ごと自分の手を
入れる。

ポケットの中で堂上が指を絡めると、郁の顔がほんのり赤くなった。

そんな郁を見て、堂上が優しく笑う。

 「慌てなくて良いから」

 「えっ!今何て?」

堂上の小さな小さな呟きは郁には聞こえなかったらしく聞き返して
来たが、

 「いや。何でもない」

と、堂上はそれには答えなかった。


☆ 堂郁夫婦はもう1年分くらい書いたような気がしますので(笑)
   初々しい郁ちゃんが書きたくなりましてネvvv

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