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堂郁 《童話》 アンソロジー

堂郁 《童話》 アンソロジー 「Children's Story Books」
堂郁 《童話》 アンソロジー 「Children's Story Books (仮)」

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りか

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好きな作家(敬称略)
有川浩、小野不由美、荻原規子、茅田砂胡、雪乃紗衣、他。
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小説もマンガもアニメも映画もドラマも。
ハマッたら最後、何でも語ります!(笑)

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堂上サンちの新婚日記 3 ~郁ちゃん風邪を引くの巻~

ホント、すっごい久しぶりにお茶会に参加させて頂きましたvvv

以前は月イチくらいで参加していた時期も有ったとゆーのに、
やっぱトシかしら?(涙)&(笑)

さて。

今年も "堂郁の日" がやって参りましたーvvv

一体いつから "10月19日" がそう呼ばれるようになったかは
もう覚えていませんが...

コレを思い付いた方のセンスはホント、素晴らしいと思います!

この "堂郁の日" にちなんで、あちこちのサイトさんではきっと
盛り上がっていらっしゃるコトでしょうね♪

てなワケで、ウチでもささやかでは有りますが、そのお祭りに
ご一緒させて頂けたらな~って思いましてvvv

今回の図書館SSは 「堂上サンちの新婚日記 3 ~郁ちゃん
風邪を引くの巻~」 です!

P.S.
10/19(土) 「王様のブランチ」 のDVDコーナーで 『図書館
戦争』 が紹介される予定だそうです。

ウチも映ると良いなvvv
(録画タイマーは掛けて行くけどねっ!)(笑)


堂上サンちの新婚日記 3 ~郁ちゃん風邪を引くの巻~


それは堂上と郁が結婚した年の、夏から秋へと季節が移り変わろうと
しているある朝のことだった。

朝食を作り終えた堂上がキッチンの掛け時計に目を向けた。

いつもは堂上と同じくらいの時間に起きて来る郁が、今日は未だ
ベッドから出て来ない。

さすがに不審に思って寝室を覗いてみる。

 「郁?そろそろ起きないと遅刻するぞ」

堂上夫妻は同じ特殊部隊所属で、しかも同じ班だ。

二人一緒に遅刻なんてした日には 「おおっ!二人揃って夜更かしでも
したんか!」 とか、からかいが飛んでくるのが目に見えている。

 「ん...起きる...」

一応返事はするのだが、起き上がる気配は無い。

昨夜、郁は報告書の作成で遅くまで起きていたのを思い出した。

 「郁?」

堂上が郁の枕元に座り、そっと額に手を乗せる。

 「ちょっと熱いな...具合はどうだ?」

郁が薄目を開けた。

 「大丈夫だよ。でも起き上がろうとするとクラクラする」

 「それは大丈夫とは言わんだろう」

堂上が額に乗せた手で、郁の前髪を優しく梳いた。

 「お前、今日は休め」

 「え...でも、そんなに高い熱でもないのに...」

 「今はそうでも無理をすると熱が上がって来るかも知れないだろ?」

郁の弱々しい反論は堂上の一言で封じ込められた。

体温計で測ってみるとやはり微熱があった。

 「いいから今日は寝ておけ。分かったな?」

長年の習慣で、郁が上官でもある夫の指示に従ってしまうのは
分かっている。

郁が小さな声で 「はい」 と返事をすると、堂上が満足そうに頷いた。

 「薬は、食えるなら食ってから飲んだ方が良いんだが」

堂上が朝食と薬を持って来て、郁の枕元に置いた。

 「寒くはないか? 一応、もう1枚夏布団を出しとくからな」

かいがいしく世話を焼く堂上の背中に郁の細い声が掛けられた。

 「篤さん、ごめんね...面倒掛けて...」

振り返ると、郁が潤んだ瞳で見上げていた。

目を見開いた堂上の動きが一瞬止まる。

いつもは難しいばかりの堂上の顔が、次第とほころんで行く。

ベッドの傍に歩み寄り、郁の頬に手を添えて額をこちんと合わせた。

 「アホウ」

これまで何度も郁に対して言っている言葉だが、今回のそれは何とも
甘く響いた。

 「昼に様子を見に戻って来るから、大人しく寝てろよ」

堂上は郁の額にキスを落とすと、郁を起こさないようにそっと出勤して
行った。

郁は玄関の鍵がガチャリと掛けられた音を聞くと、また深い眠りに
ついたのだった。


 ***


 「あら。今日は笠原、休みですか?」

昼休憩、いつものように柴崎が特殊部隊事務室に顔を出していた。

 「ああ。ちょっと熱があったんで、今日は休ませた」

堂上の答えに、柴崎が心もち大げさに反応して見せる。

 「あのゲンキ娘が熱なんてっ!知恵熱とか?」

 「お前な...」

苦笑した堂上に、柴崎は今度は真面目な顔を向けた。

 「と言うのは冗談ですが、風邪ですか?」

 「ああ、多分な。季節の変わり目だしな」

 「それで笠原はどんな様子です?」

 「そんなに高い熱じゃなかったし大丈夫だろう。これからちょっと
  様子を見に行って来る」

そう言って堂上が携帯を制服の尻ポケットに押し込んだとき、緒形
副隊長から事務室内に向けて声が掛かった。

 「休憩時間に済まないが、班長は至急隊長室に集まってくれ」

そのとき一瞬、堂上が逡巡したのが柴崎には分かった。

 「堂上教官、良かったらあたしが笠原の様子を見て来ましょうか?」

わずかに迷った風の堂上だったが、ポケットから官舎の鍵を取り出した。

 「すまん。頼んで良いか?」

 「おまかせあれ」

柴崎が受け取った鍵をかざして堂上を安心させるように笑ってみせた。

 「じゃあ、頼む」

隊長室に向かう堂上を見送って、柴崎は官舎に向かった。


 ***


眠っているだろう郁を起こさないようにと、柴崎はそっと玄関扉を
開けた。

勝手知ったる他人の家とばかりに、真っ直ぐに寝室へ向かう。

出来るだけ音を立てないようにドアを開けると、やはり郁は眠って
いた。

部屋の中に滑り込み、郁のおでこに手を当てると熱は下がっている
ようだ。

 「良かった」

柴崎が一息ついたとき、郁が眠ったままもぞもぞと身動きした。

 「ん...篤さん?」

そのとき、柴崎がいたずら心を起こしたのは本当にたまたまで、意味
など無かった。

めいっぱい低めの声で囁いてみる。

 「郁、気分はどうだ?」

 「ん...いつもみたいにおでこにキスして...そしたら元気に
  なるよ...」

郁の返事は夢うつつで、寝ぼけているのは間違いない。

 「いつもみたいに...」

柴崎の声は震えている。

 「それじゃあ、キスしてあげるわよ」

落ちないように髪を片手で押さえた柴崎が郁の額にキスを落とすと、
郁はえへらと笑って又寝入ってしまった。

一瞬吹き出しそうになった柴崎だが、何とか堪えて寝室から脱出する
ことに成功した。


 ***


その日、堂上が帰宅すると郁が夕食を作って待っていた。

 「お前、もう起きて大丈夫なのか?」

 「うん!熱も下がったし、夕方までぐっすり寝たからもう大丈夫!」

いつもの郁に、堂上がホッとした顔で頭を撫でた。

 「ごめんね?忙しいのにお昼にも来て貰って」

郁が済まなそうに言うと、堂上が首を傾げた。

 「いや、昼は急な会議が入って代わりに柴崎に様子を見てくれる
  ように頼んだんだが」

それまで笑顔で話していた郁がいきなり固まった。

 「あっ、あれは柴崎だったの!?」

急に慌てた様子の郁に、堂上はますます怪訝な顔をした。

 「何で俺と柴崎を間違えるなんてコトが起こり得るんだ?」

 「だっ、だって!鍵を開けて入って来る人は篤さんだと思うじゃない!
  そりゃ寝とぼけてたけど。でも、あたしのこと郁って呼んだし、キス
  してったわよ!」

 「キス...」

 「あっ!おでこにだからねっ!」

呆然と呟く堂上に、郁が慌ててまくし立てた。

 「...けど、何だって柴崎がキスなんか...」

まだ釈然としない様子の堂上を見て、郁が言い難そうに付け加えた。

 「あの、あたし...『いつもみたいにキスして』 とか、言ったかも
  知んない」

堂上の脳裏に、鍵を返しに来たときの柴崎のにんまりと笑った顔が
浮かんだ。

 「...お前も俺も、明日は覚悟して出勤した方が良さそうだぞ」

あの柴崎がこんな面白いことを胸に秘めているはずなど無い。

明日、出勤したときの仲間達のからかいが目に見えるようだ。

 「しーばーざーきぃ―――」

怒りマックスの郁を横目に、ため息をついた堂上だった。


 ☆ 思いっきりギャグに走ってしまいました!(笑)
   昨年の秋 「堂上夫妻は1年分くらい書いたような気がする」 とか
   思っていましたが、あれからもう1年経っちゃうんですねえ。
   ホント、時間が過ぎるのって早いです。

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