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堂郁 《童話》 アンソロジー 「Children's Story Books」
堂郁 《童話》 アンソロジー 「Children's Story Books (仮)」

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キャロリング ネタバレ感想

やっぱね、原作小説を読んでからドラマを観たいって思いましてね。

そんで今回は、何をさて置いても最優先で読みましたよーvvv

本を読むのがめっちゃ遅いワタクシですが、やっぱり今回も2日に
分けて6時間半くらい掛かっちゃいました。

でも、とっても良かったです!
ティッシュ5枚は使いましたね。(笑)

ドラマがスゴイ楽しみです!

それでは 「キャロリング」 のネタバレ感想を、つらつらと語って
おります。


キャロリング ネタバレ感想

100パーセント善人ではないけれど100パーセント悪人でもない。

何もかも上手く行くようなハッピーエンドではないけれど、ちゃんと
救いが残って希望がある。

そんなバランスの世界観が、私にはとても心地良い。

有川作品の魅力はそんなところにあると思うのです。


この物語は群像劇になっており、いろんな人物が登場し、その背景や
心情が描かれています。

その中でも中心的人物は大和俊介32歳です。

父の暴力に晒されている母を見て育った彼は、中学生になったとき、
母を守るために父に刃向います。

けれど。

「逆らわなかったらもっと早く済むのに!あんたが逆らったりする
 から!」

俊介の母への想いは当の母によって無残にも打ち砕かれ、父により
病院送りにされた彼は両親に "家庭内暴力の息子" に仕立て上げら
れてしまう。

しかも俊介が高校生のとき、一旦は離婚していた両親は又、よりを
戻すのです。

この辺はもう、読んでいて痛々しくてやり切れなかったです。

でも、そんな彼には救いがありました。
それは西山英代という、母の幼なじみの女性でした。

子どもの居ない西山夫妻は俊介を、まるで自分たちの子どもの
ように大事に思ってくれていました。

そんなとき、英代の夫が脳溢血で亡くなります。

「不公平だ」

「うちの親のほうがおばさんたちより不幸になるべきだ」

俊介の叫びには、とても共感を覚えました。
なぜなら私も思ったことがありますから。

「こっちの人の方が人間的に上等なのに自分たちの責ではない苦労
 を背負わされ、人に迷惑ばっかり掛けているあっちの人は普通の
 幸せを享受している。神様って公平じゃないな」...って。

けれど、英代が言います。

「不幸の比べっこなんかしても仕方ないでしょ」

これが俊介の羅針盤になります。

人間、落ちるのは簡単で、しかもあっという間です。

俊介の生い立ちならやさぐれてもおかしくないのに、英代のこの
言葉があったからこそ頭を上げて前を向いて生きていられるのだと
思います。

そんな俊介が魅かれた同僚の柊子は、俊介とは違う辞書の言葉を
使う女性でした。

"違う辞書" とはこの場合 "違う感覚" とでも言いますか。

営業帰り、せっかちな俊介が列に並んでみんなに大量のコルネの
お土産を買って来たとき、たまたま柊子しか居なかったときのこと。

コルネではなく俊介の気持ちがもったいないと、日持ちのしない
コルネを持って帰った柊子。

優しい両親に育てられたであろう柊子が、俊介にはきっとまぶしく
感じられたでしょうね。

けれど二人が付き合って3年経った頃、結婚話が出たときに破局が
訪れます。

結婚となったら両親の存在は避けては通れない。

死んでいるのならまだしも、俊介の両親は二人とも生きているの
ですから。

ここに来て柊子に魅かれた "自分とは違う辞書" が、二人の別れを
決定付ける致命的な障害となりました。

このとき俊介は、柊子に全てを話せば良かったのにと思いました。

どんな両親なのか、これまで自分が両親にどんな仕打ちを受けて来た
のか、そして息子の嫁になる柊子にもそれが及ぶかも知れないと。

それを伝えないでいて、違う辞書を持つ柊子に理解を求めるのは
酷な話です。

普通の家庭で育った柊子の感覚では想像もつかないような環境で
育ったのですから。俊介は。

そしてとうとう、柊子は取り返しのつかない一言を言ってしまう。

「ねえ。ご両親のこと、どうしても俊介の方からは折れられないの?」

折れるも何も。

俊介の両親は息子に対し悪いことをしたとは思っておらず、息子と
関係修復を望んでいるわけでもない。

そんな相手に、何をどうしろと。

「親を割愛したい」

それは俊介にとってギリギリの、魂の叫びだったのでしょう。
けれど、このときの柊子にはその声は届かなかった。

二人は別れ、ただの同僚に戻ったけれどお互いに想いを残したまま
現在に至ります。

そして、二人が勤める英代が経営する子供服メーカー兼学童保育所
「エンジェル・メーカー」 がクリスマス倒産することになり、ここから
物語が走り出します。

そもそもは、学童保育に来ていた六年生の田所航平の両親の離婚
問題に巻き込まれたことがコトの始まりでした。

バリバリのキャリアウーマンの母・圭子と、イマイチ頼りなく、仕事も
あまり出来るタイプではない父・祐二。

こういう夫婦がすれ違う要因はもう、分かっちゃいますよね。
妻が夫を見下すか、夫が分不相応な "男のプライド" を振り回すか。

田所夫妻は後者でした。

離婚しようとする両親を和解させるため航平は奔走し、その航平を
放っておけない俊介と柊子はなし崩しに協力することに。

そして、祐二の再就職先の整骨院の地上げに巻き込まれ、いつの間
にか誘拐事件にまで発展します。

まあ "巻き込まれ" といっても結局、他人を見捨てることが出来ない
二人ゆえの結果ですけど。

そんで何がスゴイと思ったのかというと、地上げ屋の 「赤木ファイ
ナンス」 の面々にまで人物描写が掘り下げてあったことです。

組織の中で役立たず(イコール人が良い)を引き受けて、この世界の
末端でつましく生きて来た赤木。

彼は愛する人と家族のような部下達を守るため、もはや後戻りが出来
なくなった誘拐事件の後を引き継ぎます。

赤木ファミリーは犯罪を犯してしまったけれど、それで終わりじゃない。
償って、きっとまた家族のように暮らせる日が来る。

そんな希望を残してくれる最後だったと思います。

そして、俊介と柊子の二人も、年の離れた友人の後押しで何とかなり
そうな予感vvv

俊介がやっと自分の全てを柊子にさらけ出す覚悟をしたようですから。

それから 「エンジェル・メーカー」 のあと二人従業員。

タヌキのような体型にとっつあん坊や的風貌の 「ベンさん」 と、美人で
東大卒なのに僻みっぽい 「朝倉恵那」。

口ケンカばっかりしている二人だけど(主に朝倉が突っかかってる)
ベンさんの器が大きいのできっと上手く行くんじゃないかなvvv

けれど。

田所夫妻の離婚問題や 「エンジェル・メーカー」 の倒産など、やっぱり
ままならないことはままならない。

全てが上手くなんて行かないけれど、それでも地に足を着けて生きて
いく人達の未来に幸あれと。

そう願わずにはいられないようなラストでしたvvv

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コメント

りかさん、ご無沙汰しております(^^)。
『キャロリング』読みました。
そう、100%善人でもないし100%悪人でもない。
そんな人たちが、クリスマスの奇跡を迎えるとしたら…という有川さんの物語、良かったですね。
完全な幸せは訪れないけど、どの登場人物たちにもささやかな光はさしていたように思います。
私は、赤木ファイナンスの面々が、一番好きでした。悪役でしたけどね(^_^;)。

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『キャロリング』/有川浩 ◎

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