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堂郁 《童話》 アンソロジー

堂郁 《童話》 アンソロジー 「Children's Story Books」
堂郁 《童話》 アンソロジー 「Children's Story Books (仮)」

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りか

Author:りか
好きな作家(敬称略)
有川浩、小野不由美、荻原規子、茅田砂胡、雪乃紗衣、他。
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持ってるマンガの半分くらいは白泉社コミックスです。
小説もマンガもアニメも映画もドラマも。
ハマッたら最後、何でも語ります!(笑)

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お題 「あめ」 ~堂上サンのホワイトデー~ & 夫婦 Ver.

昨年の11月に閉幕した 『one titles』 6月分タイトル 「あめ」 に参加
させて頂いたときのSSを公開しますね。

せっかくですので後ろに 「夫婦 Ver.」 を書き足してあります。

このSSを書くとき、お題の 「あめ」 は、どんな "あめ" にしよう
かなーってイロイロ考えたんですよね。

そんで 「そう言えばまだ "ホワイトデー" は書いてなかったなあ」 と
思いつきましてvvv

なので、お題の 「あめ」 は、ウチでは 「飴」 です!

ちなみに 『one titles』 の参加SSはあと3本ありますので、おまけを
書き足しつつ、ぼちぼち公開したいと思っています。


お題 「あめ」 ~堂上サンのホワイトデー~ & 夫婦 Ver.


それは3月の未だ肌寒い夜のこと。

郁はいつものように寮の部屋で柴崎とバカ話に花を咲かせていた。

二人してドッと笑い合ったとき、コタツの天板の上に放り出していた郁の
携帯がメールの着信を知らせた。

まだ笑いの止まらない郁が携帯を手に取ってメールを確認すると、
発信者は堂上だった。

 「あ、堂上教官だー」

郁がいそいそとメールを開く。

 『今から外に出られるか』

短くて端的な内容のメールは相変わらずだ。

メール画面を見つめる郁の顔に、あれ?っと首を傾げるような気配が
感じられ、柴崎が声を掛けた。

 「どうしたの?堂上教官から呼び出しじゃないの?」

 「んー。そうなんだけど...明後日の公休に外泊することは決まって
  るし、何の用かなって」

堂上と郁が付き合い始めておよそ8ヶ月。

合意と予定が取れて、ようやく次の公休に二人揃って外泊届けを出した
ところだった。

 「あら。恋人同士ならいつだって一緒に居たいもんでしょ?何かイイコト
  有るかも知れないわよ?」

にやにや笑いの柴崎に 「行ってらっしゃい」 と促され、怪訝な顔をしつつ
郁はジャージの上にフリースを羽織って部屋を出た。

 ***

郁が共同ロビーに着くと、人待ち顔の堂上がソファに座っていた。

 「堂上教官、お待たせしました」

笑顔の郁が近づいて声を掛けると 「ああ」 と返事をした堂上が立ち
上がる。

そしてそのまま玄関に向かい、郁がその後ろを追って行く。

寮裏に向かっているのは分かったが、いつもは手ぶらの堂上が今日は
めずらしく紙の手提げを下げていた。

やがていつもの場所に着いた。

堂上が建物の壁を背にして立ち止まり、郁が向かい合うよう立つ。

すると、手に持っていた手提げを堂上が郁に突き出した。

 「やる」

 「えっ...」

いきなり目の前に突き出され、面食らった郁が目を瞬かせた。

 「今日はホワイトデーだろが」

仏頂面の堂上が顔を背けたままボソリと呟く。

今日が3月14日でホワイトデーということはもちろん知っていたが、
隊の連中からお返しなど来るわけもなく、堂上も今日一日全くそんな
素振りを見せなかったのですっかり忘れていた。

それに元々お返しなど期待して渡したわけでもなかったし、郁の中
では完全に "ホワイトデー" は他人事になっていた。

 「早く受け取れ」

堂上が焦れたように又呟く。

 「はっ、はいっ!」

慌てて紙の手提げを受け取り、思わず中を覗き込むと可愛らしく
ラッピングされた箱が入っていた。

 「まさか堂上教官からお返しを貰えるとは思ってなかったんで
  ビックリしました」

郁が心底驚いたような声で言うと「何でだよ?」という堂上の拗ねた
ような呟きがかすかに聞き取れた。

 「...彼女が生まれて初めて手作りしたチョコを貰っといてスルー
  するとか、有り得ないだろ?」

仏頂面は相変わらずだが、照れているのが分かる。

 「ありがとうございます。とっても嬉しいです」

郁が礼を言うと、ようやく堂上が郁の顔を見て笑った。

 「ちょっと見ても良いですか?」

郁が紙の手提げから箱を取り出して街灯の明かりで良く見ると、中に
入っていた箱の包装は最近女性達の間で評判になっている洋菓子店
のものだった。

何でこの店が評判なのかというと、お菓子の美味しさもさることながら
店内のインテリアや雰囲気がかなり徹底した女の子仕様で、ピンクの
ハートやリボンにまみれた店だったからだ。

この店に男が入るには、かなり敷居が高い。

 「あの、これ、堂上教官が自分で買いに行ったんですか?」

 「...そうだ」

郁が何を言わんとしたのか、堂上にも察しがついたようだ。

 「お前、この店の飴が好きなんだろ?」

不機嫌ヅラのまま言い放つ。

 「そりゃ、もちろん好きですけど」

ケーキなど、甘いお菓子が好きな郁が有名洋菓子店のキャンディを
嫌いであろうはずが無い。

 「お前が、この店の飴が大好物だと聞いた」

郁が目を瞠った。

堂上が誰にそんなことを聞いたのか、容易に想像がついた。

親友がチェシャ猫のような笑顔で人差し指を左右に振っている姿が
頭に浮かぶ。

 『彼氏が彼女のためにハードルの高いお店に挑みました。そうすると
 そのハードルを乗り越えた分だけ、そのキャンディは想いが上乗せ
 されたキャンディになります』

まるで声まで聞こえて来るようだ。

郁はその箱を大事そうに又、手提げに戻した。

そして改めて堂上の顔を正面から見つめると、こぼれるような笑顔を
見せた。

 「堂上教官、大好きですっ!」

郁が勢い良く堂上に飛びつく。

そのとき、郁の背後に人の気配がした。

 「ちょっ、ちょっと待て!」

堂上は慌てて郁を制止しようとしたが、感極まっている郁は気付か
ない。

 「あたし、堂上教官に逢えて良かった!恋人になれて良かった!
  初めて外泊する相手が堂上教官で本当に良かった!」

堂上に抱きついたまま一息に言い募る。

郁に抱きつかれたままの堂上の視界には、慌てたように去っていく男と、
その彼に手を引っ張られて歩く女性の後姿がチラリと入った。

そのカップルの肩がかすかに震えているのに気付いて、堂上は思わず
ため息をもらした。

そのとき、ようやく堂上が他のことに気を取られていると気付いた郁が
身体を少し離して尋ねた。

 「どうかしましたか?」

 「...いや、何でもない。それより今の続きをやってくれ」

"続き"

そう言われて郁はようやく自分がしたことを自覚した。

 「すっ、すみませんっ!なんか、つい気持ちがぐわ~ってなっちゃって!
  こんなこと言うつもりじゃなかったんですけどっ」

真っ赤な顔で言い訳をまくし立てる郁を、今度は堂上が抱き寄せた。

 「それなら今度は俺から "続き" をしても良いか?」

郁の返事を待たずに、唇が重ねられた。

 ***

部屋に戻ると案の定、柴崎が郁を待ち構えていた。

郁の顔を見るなり、にやにや笑いの柴崎がのたまう。

 「どお?愛は深まった?」

 「あんたね...」

堂上のために怒れば良いのか、それともお礼を言えば良いのか...

どうしたら良いのか分からず途方に暮れた郁はバッタリと床に倒れ
こんだ。

Fin.


夫婦 Ver.

堂上班が隊員食堂で昼食を摂っているときのこと。

トレイを持って席を探している柴崎を、郁が目ざとく見つけて手を振った。

 「あ、柴崎ー。こっちこっち!」

 「堂上班も今だったんだ」

笑顔の柴崎が郁の隣にストンと座った。

 「柴崎? 手塚の隣、空いてるよ?」

手塚は郁の向かいに座っている。

 「良いのよ。ここで」

柴崎はつんと手塚と目を合わせない。

 「うっわ~」

柴崎と、気まずそうな顔の手塚を見比べて郁が肩をすくめた。

 「何?どうしたの?もうすぐ結婚式なのにもう夫婦ゲンカ?」

手塚と柴崎はすでに結納を済ませている。

 「ねえ笠原。今年も堂上教官からあのお店のキャンディ貰った?」

今日は3月14日、ホワイトデーだ。

いきなり言われ、郁が目を白黒させながらも堂上を窺うと、堂上が
かすかにうなづいた。

 「えっと。今年も貰えるようだけど...何で?」

"あのお店" とは、女の子仕様で有名な洋菓子店のことだ。

 「あたしもあのお店のキャンディが大好きだって手塚に言っただけ」

 「あっ...あー。なるほど」

居心地の悪そうな様子の手塚を見て、堂上班の全員が察しがついた。

 「買って来てあげなよー」

郁が執り成すように言うと、手塚が小さく呟いた。

 「...あの店は男には敷居が高い」

 「堂上教官は行ってるじゃない」

畳み掛けられるように言われ、手塚が黙り込んだ。

 「俺は目立たないようにシーズンの初めに行ってるし、もう慣れた」

堂上が達観したように言う。

けれど手塚の身長では、目立つことにかけては堂上と比べ物になら
ない。

 「...分かった」

絞り出すように手塚が言うと、にっこり笑った柴崎がようやく定食を
食べ始めた。


今日の業務部はいきなりの病欠で人数が足りず、柴崎は早めに
休憩を切り上げて閲覧室に戻って行った。

柴崎が食堂から出たのを確認した手塚が郁に向き直る。

 「...笠原、お前に頼みがある」

 「あたしに代わりに買って来てくれってのはダメだからね」

有無を言わさぬ口調で言われ、手塚が頭を抱えた。

 「柴崎が欲しいのはモノじゃないってのは、手塚も分かってるん
  でしょ?」

手塚が行かないと意味がない。

郁は言外にそう言っている。

 「そんなに構えなくても良いんじゃないの?俺ならフツーに買いに
  行くけど?」

 「そりゃお前はな」

呆れたように口をはさんだ小牧に堂上が速攻で返した。

彼女をして 「こんなに花束が似合う男の人なんかほかに知らない」 と
評される小牧だ。

ついでにそちら方面のツラの皮は、堂上班の男性陣の中で小牧が一番
厚いと堂上は思っている。

 「まあ、頑張れ」

班全員から苦笑混じりの激励を受け、手塚がかっくりと肩を落とした。

 ***

その夜のこと。

郁の携帯がメールの着信を知らせた。

リビングのソファでメールを読む郁が顔をほころばせる。

 「何だ?」

そんな郁を見て、堂上が郁の隣に座った。

 「柴崎からね、手塚があのお店のキャンディを買って来てくれたって」

 「...そうか」

堂上が苦笑する。

手塚の心情を推し量ると気の毒ではあるが、これもヤツが選んだ道だ。

 「まあ、あいつらが付き合いだしたときからこういう図式は目に見えて
  いたしな」

 「うんうん。だよねー」

うなづいた郁が、ローテーブルに置かれていたキャンディの箱から
一つ取り出しポンと口に入れた。

この上なく幸せそうな郁に、堂上がややあきれたように言う。

 「そんなに美味いのか?それ」

郁は毎年、このキャンディが残っている時期は心なしか機嫌が良い。

 「うふふ。とっても美味しいですよ。だってコレは特別だもん」

 「別に普通のヤツだぞ?」

堂上が買って郁に贈ったものは、店に置いてある普通のキャンディだ。

 「分からないなら良いんです」

そのとき、お風呂が沸いたことを知らせるアラームが鳴った。

すると郁が隣に座っている堂上の顔を覗き込み、そのまま唇を重ねた。

少しの間、部屋に沈黙が降りる。

 「どう?美味しいでしょ?」

 「...甘い」

郁が笑って堂上の眉間のシワをちょんとつついた。

 「お風呂、入って来るね」

郁が立ち上がって浴室に向かうと、その後姿を見送っていた堂上の
頬が緩んだ。

Fin.

 ☆ 最初、手柴Ver.にしようかと思ったんですが、やっぱり堂郁話に
    なっちゃいました。(笑)

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コメント

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りかさんへ
続けてのコメント失礼致します。
飴に負けず甘いです〜(≧∇≦)
確かに小牧ならば女子力高そうなお店も平気で入れそうですね笑
堂上さんなら…
郁ちゃんのことだけ考えて乗り切ったんでしょうね♪
手塚は…ひたすら無心で並んだのかしら?

夜闇で堂郁を目撃したカップルはめっちゃ言いふらしそうですね笑
あの二人はこっぱずかしいから、誰も邪魔しない方がいいなんて˞͛ʕ̡̢̡๑꒪͒ꇴ꒪͒๑ʔ̢̡̢˞͛

りかさんのSS好きですよー♡
ではまた☆
えび

甘甘

りか様♪
甘甘のホワイトデーでしたね。
堂上教官には、郁ちゃんを追って バスルームになだれ込んで欲しかったです。

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