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堂郁 《童話》 アンソロジー

堂郁 《童話》 アンソロジー 「Children's Story Books」
堂郁 《童話》 アンソロジー 「Children's Story Books (仮)」

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りか

Author:りか
好きな作家(敬称略)
有川浩、小野不由美、荻原規子、茅田砂胡、雪乃紗衣、他。
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持ってるマンガの半分くらいは白泉社コミックスです。
小説もマンガもアニメも映画もドラマも。
ハマッたら最後、何でも語ります!(笑)

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ドッグ・ラン 彼女のご褒美

今日はネタバレ感想はお休みしてSS行きます。
今回の図書館SSは 「ドッグ・ラン 彼女のご褒美」 です。

タイトルの通りDVDのブックレット 「ドッグ・ラン」 を
思いっ切り、ネタバレしています。
とゆーか、その後日談です。


ドッグ・ラン 彼女のご褒美


 「お前、何か欲しいもんとか無いのか?」

堂上がそんなことを言ったのは、郁がジェイクと勝負した日から
数えて最初の公休日だった。

この日、二人は映画を見たあと、夕食にするには少し早い時間
だったので街をぶらぶらと歩いていた。

 「えっ!どうしたんですか? いきなり」

郁が驚いた顔をして堂上を見る。

 「いや、お前にこの間のご褒美をやってなかったと思ってな」

 「この間のって、ジェイクとの徒競走のならもう貰いましたよ?」

郁の頭から首までぐしゃぐしゃに撫でられたアレである。

 「あれは 『犬のご褒美』 だろう。俺が今言ってるのは
  『彼女のご褒美』 だ!」

 「え~、そんな気を遣わなくても良いですよー。
  あたしも面白かったし」

郁が笑って手を振る。

 「いいから! 何でも言ってみろ」

それならば...と、
郁は、欲しいもの、欲しいもの、と頭の中で考える。

 「あの、ホントに何でも良いんですか?」

 「ああ、何が欲しいんだ?」

 「じゃあ、陸上のウェアが良いです。ブランドので無くて良いから」

 「それはダメだ!」

顔をしかめた堂上が即座に言った。

 「えー。何でも良いって言ったじゃないですかぁー」

郁が頬を膨らます。

 「他に無いのか? 服とかアクセサリーとか。大体何で陸上の
  ウェアなんだ?」

 「いや、こないだ久しぶりに走って気持ち良かったから、しばらく
  自主トレを続けてみようかと思って」

堂上のしかめた顔がますます渋くなっていく。

 「じゃあ、別に陸上のウェアじゃなくても自主トレ出来るだろ?」

 「まあ、そりゃそうですけど」

何となく納得出来てなさそうな郁に、堂上が仏頂面で言った。

 「お前、ジェイクとの勝負のときのギャラリー見て、何とも
  思わなかったのか?」

 「え~、確かに 『ヒト対犬』 の勝負なんて面白いでしょうけど、
  みんなヒマだなーって思いました」

 「それだけか?」

郁が首を傾げた。

 「他に何か?」

郁にとって、陸上の競技用のウェアはずっと着用してきた
馴染みのものだ。

これを恥ずかしがっていたら競技にならない。

 「分かった。もう良い」

不機嫌ヅラで話を打ち切った堂上だが、やはり陸上のウェアは
ダメだと言い張り、結局郁は、本を開いた形のペンダント・トップの
付いたプチネックレスを買って貰った。


 ***


夕食は、オシャレなイタリアン・レストランに入った。

ウェイトレスが注文を繰り返して、厨房に戻って行く。

郁は堂上に買って貰ったばかりのネックレスを身に付けて御機嫌だ。

 「良くそんな形のものが有ったな」

本を開いた形のペンダント・トップとチェーンはホワイトゴールドで
郁の華奢な鎖骨に映えていた。

ふいに、堂上がそのペンダント・トップに手を伸ばした。

その手に驚いた郁が、思わず椅子ごと後ろに後ずさる。

椅子を引きずる音が店内に響いた。

一瞬、店中の視線が堂上と郁のテーブルに集まる。

 「あ...」

郁が 「しまった」 という顔をして、慌てて椅子を元に戻す。

堂上は郁の胸元に伸ばして空中で固まった手を、そのままストンと
テーブルに落とした。

気まずい沈黙が流れる。

 「ごっ、ごめんなさい。いきなり手が胸に来たもんだからびっくりして」

しどろもどろに謝る郁に堂上は仏頂面だ。

 「俺はただ、そのネックレスの飾りを良く見ようと思っただけだ。
  こんなところでナニかするわけないだろう」

 「いや、分かってますけど...こないだの犬のご褒美が...
  つい...」

郁の声はだんだん小さくなり、最後は尻つぼみになった。

 「前に言っただろ! 俺はちゃんと時と場所は選ぶって」

その後、堂上の機嫌はなかなか直らなかった。


 ***


基地内に入ると、堂上は何気なく郁と手を繋いだ。

そして、寮の玄関近くに来ると、堂上は寮の裏手に郁を
引っ張って行く。

 「あ、あの、どうしたんですか?」

 「時と場所を選んでる」

いつもの場所に着くと、堂上は郁を引き寄せて抱きしめた。

 「彼女のご褒美の追加だ」

そして、唇が重なる。

長く続くキスに息を詰めていられなくなって、郁は思わず
堂上の服を強く掴んだ。

すると、やっと唇は離れたが今度は郁の耳を甘噛みする。

 「あっ、あの...」

大きく息をついた郁が、やっと言葉を発した。

 「何だ?」

今度は首筋にキスを落とされる。

 「これって、あたしがご褒美を貰ってることになるんですか?」

 「そうだが?」

堂上はしれっと返事をしながらも郁を放さない。

郁は堂上の言葉に何となく釈然としない気がしたが、そんなことには
お構いなしに、頬に、耳に、首筋に、キスが落とされる。

郁はくすぐったくて思わず首をすくめた。

 「でもこれって何だか、愛犬から愛撫されているような...」

郁が何気なくぽろっと零した。

 「お前、俺を犬扱いする気か」

意地悪そうに郁を睨んだ堂上がいきなり郁の口を塞ぐ。

 「犬はこんなこと、しないだろう」

さっきよりも深く激しいキスに、余計なこと言わなきゃ良かったと
後悔した郁だった。


 ☆ ほほほ。ベタ甘仕様です。
    「ドッグ・ラン」 くらい甘く感じて頂けたら本望です。(笑)
   
   ちなみに、郁が買って貰ったネックレスは、コミック2巻の
   表紙の郁が着けているヤツです。



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