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「Love & Love」(2017/10/8 発行)                                        通販いたしております。                                                                                                   ご希望の方はメールフォームか                                          メールアドレス rikapengin2010@yahoo.co.jp                                     にてご連絡くださいませvvv

堂郁 《童話》 アンソロジー

堂郁 《童話》 アンソロジー 「Children's Story Books」
堂郁 《童話》 アンソロジー 「Children's Story Books (仮)」

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りか

Author:りか
好きな作家(敬称略)
有川浩、小野不由美、荻原規子、茅田砂胡、雪乃紗衣、他。
好きなマンガ
持ってるマンガの半分くらいは白泉社コミックスです。
小説もマンガもアニメも映画もドラマも。
ハマッたら最後、何でも語ります!(笑)

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お題 「あした」 ~未来へ~ & 緒加 Ver.

昨年の11月に閉幕した 『one titles』 10月分タイトル 「あした」に
参加させて頂いたときのSSを公開しますね。

コレ、忘れていたワケではないのですが 「ちょこっと書き足して
から~」 なーんて思っていたら、いつの間にか1年経っちゃい
ましたわ。(笑)

お題の 「あした」 は、ウチでは 「未来」 としています。

ウチのSSはほとんどが堂郁で 「緒加 Ver.」 を書いたのは初めて
だったりします。

ちゃんと "らしく" なってると良いんですけども。(笑)


お題 「あした」 ~未来へ~ & 緒加 Ver.

正化34年に勃発した 「当麻蔵人亡命事件」。

この事件を境に、メディア良化法に対する風向きは確実に変わって
行った。

元々、成立に至る過程にも黒い噂が絶えなかった同法である。

人々の耳目を集め国外の関心を引いた時点で、民主国家にそぐわ
ない検閲権を行使するメディア良化法の終焉は見えていた。

そして3年後、検閲抗争における火器の使用を禁止する法が整備
された。

そうして少しずつ、良化隊とそれに対抗する図書隊は縮小されて行き、
両者の最も厳しい時代は過去のものになろうとしていた。

 ***

 「本日はおめでとうございます!」

花嫁の控室に招かれた郁と柴崎が笑顔で、ウエディングドレス姿の
加代子にお祝いの言葉を述べた。

 「加代子先生、とっても綺麗...」

郁がうっとりと見惚れたように言う。

加代子は特に目立つような容姿ではなかったが、化粧映えするタイプ
だったらしい。

普段の地味な装いの彼女を知っている者ほど、今日のドレス姿の
加代子に目を奪われた。

 「本当。緒形副隊長もきっと惚れ直すわね」

隣の柴崎も言い添える。

 「ありがとう。郁ちゃん、柴崎さん...っと、手塚さんだったわね」

図書隊では隊員同士で結婚したカップルは旧姓で呼ぶ習わしなので、
手塚と結婚した柴崎の呼び名は非公式では今も相変わらず 「柴崎」 だ。

 「良かったら、麻子って呼んで下さい」

柴崎が笑うと、加代子も「じゃあ、麻子さん」と笑った。

郁がすでに 「郁ちゃん」 呼びなのは、加代子の夫になる緒形と同じ
特殊部隊所属の縁で、これまでに何度も加代子と会っているからだ。

人懐こい郁が加代子と仲良くなったのはあっという間だった。

 「えっへっへー。あっさこさーん、あたしもそう呼んで良い?」

郁は明らかにからかい口調だ。

 「あんたは 『柴崎』 で良いわよ。笠原」

柴崎がつんと言い放ち、そのやり取りを見て加代子がころころと笑う。

あ、そう言えば...と郁が話を変えた。

 「緒形副隊長のご両親、お見えになってますね。勘当されてたって
  聞いていましたけど良かったです」

 「ああ、それねえ」

加代子がクスリと笑う。

結婚が決まったとき、緒形の両親に報告に行こうと加代子が言うと、
緒形が少し難色を示した。

勘当されて以来、もう長いこと音信不通だった両親だ。

結婚するからといって、今さらこの年でわざわざ知らせることもない
だろう...と。

 「いくつになっても親は親でしょ?報告するとしないじゃ全然違うん
  だから」

そう言って緒形の背中を押したのは加代子だった。

結局久しぶりの親子対面はぎこちなく終わったが、その後加代子は
1人で緒形の実家を訪れたという。

 「それじゃ、ご両親の結婚式出席は加代子先生が?」

郁が驚いたように目を丸くする。

 「うふふ。私、奇襲は得意なのよ?」

澄まして言った加代子が、ふと遠くを見つめるような目になった。

 「18年振りに再会して...あの頃から18年図書隊で頑張って
  明也さんは今の明也さんになった。そして私は今の明也さんが
  好きだから結婚したいと思ったの。だからそんな彼をご両親にも
  見てもらいたかった...今さらだと思う?」

 「いいえっ!"今さら" なんて、あたし全然思いません!」

郁が力強く言い切った。

 「加代子先生は絶対に幸せになれます!だって、あたしが言う
  んだもん」

加代子が目を瞬かせ、そして面白そうに笑った。

 「そうなんだ?」

 「はいっ!」

又も断言する郁に、柴崎がクスリと笑った。

 「あたしも...あたしもそうだったから!」

郁が加代子の手を取った。

 「あたしも、初めて出会ったときから8年掛けて、今の篤さんに
  なった篤さんが好きだったから。明日も明後日もずーっと一緒に
  居たいと思ったから」

加代子が郁の手をキュッと握り返した。

 「そうね。たとえ世界があした終わるとしても、まだあしたが存在
  するなら、その1日があるなら傍に居たい。今さらなんて思わない」

立ち上がった加代子が郁をそっと抱きしめた。

 「ありがと。郁ちゃん」

そのとき、コンコンとドアがノックされた。

 「はい。どうぞ」

加代子に返事に、部屋に入って来たのは手塚だった。

手塚は加代子に丁寧な祝いの言葉を贈ると、次いで柴崎と郁の方に
向き直った。

 「お前らがなかなか帰って来ないから迎えに来た」

柴崎が笑ってごめんというように肩をすくめた。

 「ところであんた、今の話聞いてた?」

 「は?何のことだ?俺は今来たところだ。先にお前たちを迎えに
  行ったはずの堂上一正もなかなか帰って来ないから何かあった
  のかと」

 「え?」

郁が思わず金縛りにあったように固まった。

すると、手塚の陰から堂上が姿を現した。

気まずそうな顔で郁から目を逸らしたままだ。

耳が赤くなっている。

 「...俺が顔を出し難い話をしていたから、声を掛けそびれてた」

仏頂面で言われ、郁は真っ赤になった。

柴崎と加代子が顔を見合わせてクスクス笑う。

何のことだか事情の分からない手塚が戸惑ったように堂上、郁、
柴崎と加代子を順に見回した。

 「さて、そろそろお暇しましょうか」

柴崎が郁の背中をポンと叩き、手塚と堂上をドアの方に促す。

郁が慌てて加代子に「おっ、お邪魔しましたっ!」と頭を下げ、柴崎が
優雅に会釈をし、花嫁控室から二組の夫婦が退出した。

扉の外に出ると、柴崎が手塚を急き立てて先に歩き出した。

 「おっ、おい。堂上一正達と一緒に行かないのか?」

柴崎に背中を押されるように歩く手塚が振り返って訊くと

 「良いの良いの。馬に蹴られたくなかったら先に行くのよ」

笑いを含んだ声の柴崎が、有無を言わせず手塚を先へと連れて
行く。

 「しっ、柴崎っ!」

郁がすがるように声を掛けると、柴崎は 「先に行ってるわね」 と
ウインクを残してさっさと行ってしまった。

しばしの沈黙のあと、堂上が郁を見ないで言った。

 「...俺たちもそろそろ行くか」

 「...そうですね」

二人ゆっくりと歩き出す。

しばらく無言で歩いたあと、堂上が唐突に言った。

 「黙って聞いていたのは悪かったけど...」

郁が隣の堂上を見ると、堂上はあえて郁と視線を合わせない
ように前を向いている。

 「俺も同じだからな」

 「え?」

目を見張った郁が思わず立ち止まった。

 「俺もお前と同じ気持ちだと言ったんだ」

念を押すように言った堂上が、そっぽを向いたまま郁に手を
伸ばした。

 「ほら」

顔を赤くした郁が、そっとその手を取った。

手を引かれて歩き出した郁がちょっとすねたように呟く。

 「"同じ" とかじゃなくて、ちゃんと言ってくれたら良いのに」

堂上が顔をしかめた。

 「俺にその手の言葉を期待する方が間違ってると思わないか?」

思いっきり開き直った言い草に、郁が思わず吹き出した。

「ま、いっか。そういうところも好きなんだから仕方ないもんね」

 「...そういうことだ」

堂上がしれっと言い、クスクス笑う郁と二人、手をつないで式場に
向かった。


 「麻子、お前それじゃ出歯亀みたいだぞ」

呆れたような手塚の声を背中に聞きながら、柴崎は建物の陰から
堂上夫妻のやり取りをしっかり聞いていた。

 「だってほら。あたし達最近、ちょっと倦怠ムードになってない?
  年中ラブラブのあの二人に甘さを補充させてもらおうかと思って」

がっくり肩を落とした手塚が、柴崎を背中から抱きしめた。

 「俺はお前が望めばいつだって受けて立つんだけどな」

そっと耳元で囁くと

 「じゃあ今夜、お手合わせして頂こうかしら?」

負けじと返して来る妻に、手塚はため息をつきつつ 「了解」 とだけ
答えた。

Fin.

緒加 Ver.

コンコン。

花嫁控室のドアがノックされた。

 「どうぞー」

加代子が答えるとそっとドアが開き、タキシード姿の緒形が顔を
のぞかせた。

 「入っていいか?」

 「もちろん」

ドレス姿で椅子に腰かけている加代子の傍に緒形が歩み寄る。

長身の緒形にロングタキシードは良く似合っていた。

 「明也、かっこいいわよ。惚れ直しそう」

一瞬、目を瞠った緒形が苦笑する。

 「あー...先に言われた」

緒形のオフのときのテンポは18年経っても変わらないらしい。

 「今ね、貴方の部下に幸せをおすそ分けしてもらってたところ
  だったのよ」

加代子がいたずらっぽく言うと緒形が小さく笑った。

 「...笠原か」

緒形の部下で加代子と個人的に親交があるのは郁だけだ。

 「何か...大体、想像がつくな」

堂上夫妻のバカップルさ加減は、特殊部隊では周知の事実で
ある。

緒形が部屋の隅にあった丸椅子を持って来て加代子の隣に
座った。

 「式の前に加代子に言っておきたいことがあるんだ」

 「あら? 何かしら?」

首を傾げた加代子に、緒形が正面から向き合った。

 「俺がバカだったせいで、18年も遠回りさせてごめん」

目を瞬かせた加代子が顔をほころばせる。

 「ううん。私達には必要な遠回りだったのよ」

郁ちゃん、今ならはっきり言えるわ。

あの18年があったからこそ、今があるのだと。

加代子が緒形の手を取り、手の甲にそっと口付けた。

目を丸くして固まっている緒形に加代子が笑う。

 「私が奇襲が得意なの、知ってるでしょ?」

肩の力を抜いた緒形が苦笑交じりにため息をついた。

 「...ああ、良く知っている」

そのときドアがノックされ 「花嫁様、そろそろお時間です」 と告げ
られた。

 「それじゃ、あとで」

緒形が立ち上がると加代子が傍にあったティッシュボックスから
1枚抜き出して差し出した。

 「手、口紅がついちゃったわね」

緒形が差し出されたティッシュを手振りで押しとどめた。

 「せっかく加代子がつけてくれたんだ。式の間はこのままにしとく」

 「でもそれ、私がはずかしいんだけど」

 「自分でやっといて何を今更」

ふくれっ面になった加代子だが、すぐに笑顔になった。

 「まあいいか」

これから、離れていた18年より長い年月を共に過ごしてゆくのだ。

 「おじいちゃんになっても、ずっと好きだよ」

控室を出て行こうとしている緒形の背中に声を掛けると、振り返った
緒形が苦笑した。

 「...また、先に言われちゃったな」

Fin.

 ☆ 堂郁も、手柴も、小毬も、玄折も、緒加も、みんなシアワセに
   なってくれると良いなと思いますvvv


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