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堂郁 《童話》 アンソロジー

堂郁 《童話》 アンソロジー 「Children's Story Books」
堂郁 《童話》 アンソロジー 「Children's Story Books (仮)」

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りか

Author:りか
好きな作家(敬称略)
有川浩、小野不由美、荻原規子、茅田砂胡、雪乃紗衣、他。
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持ってるマンガの半分くらいは白泉社コミックスです。
小説もマンガもアニメも映画もドラマも。
ハマッたら最後、何でも語ります!(笑)

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顔合わせ・後日談 in 堂上家

今回の図書館SSは 「顔合わせ・後日談 in 堂上家」 です。
ぢつわコレ 「顔合わせ編」 をアップしたときに後日談の
リクエストを頂きまして、そのときに途中まで書いたものです。

でもこれを書いていると 「別冊Ⅱ」 の発売までに 「ウェディング」 が
間に合わなさそうでしたので後回しになっちゃいました。

堂上の両親と静佳さんの座談会です。(笑)
今更ですが、よろしかったらvvv


顔合わせ ・ 後日談 in 堂上家


その日、堂上家には家を出て一人暮らしをしている静佳が帰って
来ていた。

 「静佳が呼ばれもしないのにウチに帰って来るなんて
  珍しいわねぇ」

そう言いながら、母は3人分のお茶を乗せた盆を持って居間に
入って来た。

 「まあね。ちょっと近くまで来たもんだから」

それにはサラリと流した静佳だが、卓の上に身を乗り出した。

 「いや~、兄貴と郁ちゃんが良く来てるって聞いて。もしかしたら
  会えるかなーって思って!」

 「篤達の仕事は毎週土日が休みってワケじゃないからな」

父が新聞を畳みながら言う。

 「篤と郁ちゃんに何か用事でも有ったの?」

母が静佳と父の前にお茶を置いた。

 「そーゆーワケじゃ無いけどさ...邪魔してやったら兄貴、
  イヤなカオするんだろうなぁって思ってー」

語尾にハートマークが付いていそうな勢いだが、ここで誰も
「何を邪魔?」 とは訊かない。

突然、静佳が何かを思い出したように笑い出した。

 「何よ、急に?」

 「いや~、こないだの 『顔合わせ』 面白かったなーと!」

 「もう静佳ったら、おめでたいことに 『面白い』 だなんて」

静佳が目の前で手を振る。

 「違うって!面白かったのは郁ちゃんのお母さんの独演会のときの
  兄貴のカオ!」

更に詳しく思い出したらしい静佳が、こらえ切れないように
テーブルを叩く。

 「でもなあ、僕は篤が郁ちゃんとの馴れ初めを言いたく無かった
  気持ち、分かるよ」

父がしみじみした口調でポツリと言った。

 「あら、そうですか? 私は素敵な馴れ初めだと思いましたけど」

 「いや~、いい年して 『王子様』 は痛いよ。やっぱり」

父は男同士のせいか兄に同情的だ。

ようやっと静佳が笑いを収めて両親に向き直った。

 「郁ちゃんはお母さんのこと、何か苦手そうだったけどあたしは
  好きだなー」

面白くて! オトメなとこなんか、郁ちゃんそっくりー

 「郁ちゃんのお母さんの話にはイロイロ突っ込み所が有ったけどね。
  例えば、郁ちゃんは王子様の名前も知らなければ顔を覚えて
  なかったのに、いつどうやって兄貴だと知ったのかー?とか?」

真実は 「手塚慧の手紙で知らされた」 が正解なのだが、それを
寿子が知るはずもない。

 「それにしても兄貴と郁ちゃんって、よっぽど相性が良いんだなー
  って思うよ」

 「ん? 何でだ?」

 「だって、郁ちゃんは兄貴をその 『王子様』 と知らずに好きに
  なったわけでしょう?」

 「ああ、そんな話だったな」

顔合わせのとき、郁の母の話でもそうだったし、郁自身も静佳の
質問にそう答えていた。

 「それって、ちょっと凄いって思うのよねー」

顔も名前も知らないけれど、郁はその人を追って図書隊に入隊した。

それほど憧れて、それほど好きで、それほど入れ込んでいた。

その見知らぬ 『王子様』 に。

そんな郁を、正体を明かさずに自分に振り向かせたのだから、
やっぱり兄はスゴイと思う。

 「それに、郁ちゃん言ってたでしょ? 最初、兄貴のこと厳しくて
  苦手だったって」

去年の正月、郁が堂上家に招かれたときの話だ。

それが自分のことだとは気付かず 『王子様』 を慕う女の子を、
兄が上官としてどう接したのか、静佳には目に見えるようだった。

不器用で、融通が利かなくて、頑固で、堅物。 そんな兄。

 『 すごく尊敬できる人だって分かってきて、』

この言葉で分かる。

郁はちゃんと見ていてくれた。 そして、気付いてくれた。

静佳にはそれが嬉しい。

いつもからかってばかりいるけれど、本当は憧れていた。

二人の恋に。

この二人なら、どんな風に出会っても、どんな風に再会しても
きっとここに行き着いたと思う。

 「ところで」

母がおもむろに静佳に切り出した。

 「あんたに王子様はいないの?」

ヤバイ! お鉢が回って来た!

 「あー、えーと。兄貴達も今日は来ないみたいだし、
  あたしも帰るわ」

そう言うと、静佳はそそくさと実家を後にした。


 ☆ 何だかんだと言いつつ、堂上兄妹は結構、仲が良いと
    思います。
    ちなみに 「別冊Ⅱ」 の発売前に書いたものなので矛盾
    しているトコロが有りマス。


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