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堂郁 《童話》 アンソロジー 「Children's Story Books」
堂郁 《童話》 アンソロジー 「Children's Story Books (仮)」

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りか

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有川浩、小野不由美、荻原規子、茅田砂胡、雪乃紗衣、他。
好きなマンガ
持ってるマンガの半分くらいは白泉社コミックスです。
小説もマンガもアニメも映画もドラマも。
ハマッたら最後、何でも語ります!(笑)

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「塩の街」ネタバレ感想

ハードカバー版 「塩の街」 のネタバレ感想です。
もう、最初っから最後まで思いっきりネタバレしてます!

ちなみに他の有川作品 「空の中」 「海の底」 「図書館戦争」 など
ネタバレしていますでvvv

あの、何か長いです...(笑)


「塩の街」 ネタバレ感想


もうもう、胸がキュンキュンしました。

そして、締め付けられるように切なくて...

そ・ん・で! 萌えました――っ!!!(笑)

いやもう、秋庭と真奈の二人は私のツボでしたvvv


舞台は塩に侵食された世界。

それは、東京湾の埋め立て用地に巨大な白い隕石らしき物体が
落下したことから始まる。

塩に侵され、塩の結晶となって死んでゆく人々。

世界の人口は激減し、社会は混乱を極める。


そんな塩に埋め尽くされた世界の片隅で暮らす二人。

元?自衛官の秋庭とフツーの女子高生・真奈


塩害で両親を亡くした真奈。

自宅マンションを無法者に襲撃されたが辛くも逃れ、街を彷徨う
ことに。

荒れ果てた世界で頼るものも無く、たった独り。

華奢な身体。女の子な自分。

それはこの世界では 「狩られる側」 で 「貪られる側」 だということ。

けれど、真奈の気持ちは負けてない。

圧倒的な暴力に対して為す術がなくても、真奈を支配するのは
「怒り」

それは 「絶望」 でも 「諦め」 でも無く。

そんなときに助けて拾ってくれた秋庭を真奈が好きになるのは、
当然の成り行きと言えるでしょう。


秋庭と真奈の10歳の歳の差。

歳の差は小毬と同じだけど、大きな違いは秋庭が真奈の
「保護者」 であるということ。

図書館戦争の世界も本を巡っての武力抗争があるけれど、
世界絶滅の心配は無い。

両親が揃っている毬江は、たとえ小牧がいなくても生きては行ける。

けれど、この世界で真奈は秋庭がいなければ生きて行けない。

その引け目が、真奈の気持ちを縛る。


言葉では表すことが難しい二人の関係。

そんな二人の前に現れた第一の客。 谷田部遼一。

このご時世に、大きな荷物を持って海を目指す遼一。

「大きな荷物」 それは塩の結晶となった他に婚約者の居る
幼馴染みだった。

近すぎて気付かなかった恋心。

死の間際、彼女は婚約者ではなく幼馴染みの彼の元へ来た。

人は、自分の心も自分では良く分からなくて、もう取り返しが
つかなくなったときに初めて自分の本当の望みに気付くのかも
知れませんね。


そして、第二の招かざる客。トモヤ

小銃を持って真奈を人質に取り、やりたい放題のトモヤ。

そして、真奈との関係を訊かれ 「他人」 と言った秋庭に激高する。

それが嘘だと、初めて会ったトモヤが分かるくらい秋庭と真奈は
繋がっていたから。

自分にはもう絶対手に入らない綺麗なものを見せ付けられた。

だから、秋庭の目の前で真奈を辱め傷付け...そして泣いた。

真奈はだんだん塩になってゆくトモヤを、自分を弄ったトモヤを、
最後まで看取るのです。


遼一も、トモヤも、真奈に逢えて良かったと思います。

そして、この二人との出会いは秋庭と真奈にも少なからず波紋を
投げ掛けることに。

注意深く距離をとっていた二人だったけれど、真奈が自分の過去を
話すことで真奈の方から一歩近づいた。


そして。

入江慎吾、登場。

秋庭の高校時代の同級生で、現在は立川駐屯地司令の彼は
軽い調子で嘯く。

「世界を救おう」 と。

塩害を食い止めるための無謀な作戦。

その実行をパイロットの秋庭に提示し、秋庭もそれを承諾する。

真奈との距離を取った秋庭に、自分は秋庭の重荷にしかならないと
思う真奈。


そんなときに出逢った、野坂由美三曹。

彼女は気風が良くて、フツーの高校生の真奈が秋庭を好きで
いても良いと言う。

彼女はそれで真奈がどんなに救われたか、きっと気付いていない
でしょうね。


「貴方のいない世界なんて、いらない。」

真奈の必死の叫びに、とうとうラインを割る秋庭。

4ヶ月も同居していながら、初めてのキス。

秋庭が命がけの作戦を承知した理由。

それは 「先に死なれたら俺がたまらない」 ただ、それだけ。

まあ、フツーならここで 「貴方を信じて待っています」 とか言うんで
しょうケド、真奈はそんな聞き分けの良いことは言わない。

ここから、入江の独壇場?ですね。(笑)

真奈に 「秋庭を助けたいか?」 と訊き、人体実験をしていた白い部屋
に招き入れる。

ここに居るとどのくらいで人が塩の結晶になるか、実験していた部屋。

この部屋で真奈は待つ。秋庭の帰りを。

そして、それを秋庭に知らせることによって 「生きて帰る」 と
思わせる。

なんて悪辣で、なんて効果的なやり口なんでしょうね。(笑)


抱きしめられた秋庭の腕の中で聞いた 「ばかやろう」 の呟き。

どんな甘い言葉よりも甘い呟き。

ああ、ここスゴイ良いな~vvv


結局、この塩が何なのか、作中で明確に明かされることもなく、
人々はこの世界で逞しく生きて行くのです。


そいで。

「塩の街」 が、私のツボにハマッた理由ですが...

まず、世界が極限状態にあること。

「空の中」 も「海の底」 も、大勢が犠牲になりますが、世界
そのものが滅亡の危機にさらされるワケでは有りませんものね。

次に、主人公カップルに客観的な障害があること。

高巳&光稀のカップルは、照れ屋な光稀の性格を除けば(笑)
お似合いのカップルです。

瞬&佳江の幼馴染みカップルは言うに及ばず。

夏木&望カップルは、夏木が 「出会い」 に拘らなかったら、最初から
上手くいっていたと思います。

んで。

秋庭&真奈の場合、歳の差が10というのもアレですけど、彼が
彼女の 「保護者」 というのが禁断ぽくて良かったんですねー。(笑)


そして。 「塩の街、その後」

まずは 「旅のはじまり」

秋庭と真奈は西への移動中、ヒッチハイクの中学生ノブオと出会う。

これは少年の成長の物語。

年上の少女に恋して破れて、到底太刀打ちできない大人の男と
自分を比べてあがいて。

自分がどんなに小さかったか思い知らされた。

秋庭と真奈にとっては通りすがりの出来事でも、少年にとっては
運命の出会いだった。

あーもー、甘酸っぱいなーっvvv

自分の周囲で塩害被害が無かったため、どこかこの未曾有の
災害を他人事に感じていたノブオ。

3~4歳しか違わない真奈に子ども扱いされ、その腹いせのように
秋庭をおっさん呼ばわりするノブオ。

そして、偶然見てしまった秋庭と真奈のキスシーン。

それはノブオに凶暴な感情を巻き起こし、真奈を引き回す。

ノブオの告白に 「年齢」 も 「一緒に過ごした時間の短さ」 も理由に
しなかった真奈はオトコマエな女です。

ノブオの目を通すことによって、より鮮やかに浮かび上がる二人の絆。

憑き物が落ちたノブオは、色んなことに気付き始めます。

好きだと言いながら真奈のことなど考えず自分の都合で振り回して
いたこと。

「手伝わされていた」 と思っていたことが本当は 「教えてくれていた」
ということ。

ノブオと別れたあとの、秋庭と真奈の車中での会話はスゴイ
良かったーvvv

「嫉妬していた」 とまくし立て、拗ねる秋庭サンは、めちゃ可愛い。(笑)

まあ多分、真奈が目隠しをしていたからこそ言えたんでしょうけども。

真奈のことを 「乳臭い小娘」 と言いながら 「十年上の男を誑かした
魔性の女」 という秋庭サン。

完全に混乱してますねー。(笑)

むくれる秋庭サンと冷静に突っ込む真奈。 いつもと逆転の構図。

お互い想い合っていて、それをお互い知っていても、まだちょっと
距離のある二人。

その距離は少しずつ縮んでいると思う真奈がとても可愛かったです。


「世界が変わる前と後」

本編で登場した野坂夫妻のお話。

野坂夫妻も、めちゃめちゃ好きですvvv

気が強くてオトコマエな彼女と、優しくておっとりしてるけど引くべき
時にはちゃんと手綱を引く彼氏のカップルはひとつの理想です。

自衛官同士の恋愛。

塩害さえなかったら 「ラブコメ今昔」 に掲載されていてもおかしくない
と思いました。

気が強くて気風が良くて負けん気の強い関口由美。

文系風の穏やかな野坂正。

「出会いは偶然」 と思っていたのに、実は自分がしっかりロック・オン
されて落とされたと知った由美の 「面白くないけど、まんざらでもない」
ってカンジ、良いなー(笑)

そいで、告白するようガンガン押していく由美は、もう好きvvv

そして立派なベタ甘カップルになった由美と正だけど、やはり結婚と
なったら由美の腰が引けるのは、なんとなく分かる気がします。

今が楽しいのに、わざわざ変えるなんてこと。

けど、楽しいのは現実を見ないから。

あえて目を塞いで先を見ないから今が楽しい。

そして、やって来たその日。

塩害に罹った同室者を医務に引き渡した由美。

正はささくれ立った由美を肯定して抱き締めてくれた。

この二人は塩害が無かったら結婚しなかったかも知れません。

でも、取り返しがつかなくなる前でホントに良かったと思いました。


「浅き夢みし」

入江慎吾のお話。

あとがきで 「入江は苦手なキャラ」 と有川先生が書かれていたのが
分かる気がします。

入江は合理的で、ある意味では正しくて。けれど、共感し難い。

最も、彼の中で欠落したものは、多分彼のせいで欠けてしまったの
では無いのでしょうが。

樹里は 「空の中」 の 「真帆」を 思い出しました。

大人に傷付けられて...でも必死で求めている。優しい手を。

そんな少女が入江に太刀打ち出来るワケは無かったのです。

結局 「少女と彼女に付き従う彼のお話」 で、確かに入江は狂言
回しの役回りでしたね。

でも、入江にはそういう役が似合うと思います。


最後「旅の終わり」

「女の趣味変わったよね」

それは、入江が真奈に初めて会ったときの言葉。

この言葉はまるで呪いのように真奈に取り付いて離れない。

初めてマンションに連れられて来たときに渡された、女物の下着の
入った白いボストン。

昔の女の影がちらつくのは仕方がないと、分かっていても不安に
揺れる真奈。

大事にしてくれる。キスしてくれる。気持ちを疑ったりなんかしない。

でも、真奈がイチバン聞きたい肝心の言葉がない...

百里への移動の途中、静岡の秋庭の実家に寄る二人。

秋庭と父の確執に振り回された挙句、当の秋庭から傷付けられる
真奈。

「ガキの分際で」
歳の差は真奈にはどうしようもないことなのに。

「他人の家の事情に」
秋庭にとって、真奈は「他人」と切って捨てられる存在だったの?

「生きている父親とのことで」
真奈にはもう、ケンカなんか出来る肉親はいないのに。

いくら相手が秋庭でも、いや秋庭だからこそ、これだけ刺されたら
キツイ。

これはもう、とことん穴掘って沈んで下さい。秋庭サン。(笑)

「貴方にとって私は何?」

ずっとずっと、真奈が訊きたかったこと。

そして、返事は真奈が望んでいた言葉。

言葉は言霊なんだから、男が女に出し惜しみしちゃ
ダメでしょー!(笑)

いやいや、それにしても。

塩害から2年も経ってて、お互い気持ちは確かめ合ってて、しかも
一緒に暮らしててまだキスどまりって...
秋庭サン、あんたってどんだけ我慢強いの?(笑)

う~ん。もしかして、真奈が二十歳になるまで待ってたのかな?

真奈の不安は多分、そこら辺にも有ったんじゃないかなぁ...

やっと父親と向かい合う決心をした秋庭サン。

仲良くケンカする秋庭と父に目を細める真奈。 良いね、良いね。

それから3年。

世界はなかなか復興しないけれど、秋庭サンと真奈ちゃんは
お幸せvvv

つわりはヒドイけど、生まれたらきっと秋庭サンは親バカになるに
違いない。(笑)

出版されたノブオの本。

ちょっとだけ大人になったノブオが語る、当時の秋庭と真奈。

たとえ世界が終わろうとも、恋をしても良いのです。
幸せになっても良いのです。

だって、生きているんですから!!!


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『塩の街』/有川浩 ◎

まず、最初に。 有川さん、ごめんなさいぃ!! 水無月・R、「世の中に有川ムーヴメントを起こしたい」などと言いつつ、デビュー作、読んでなかったのです。 わぁぁ、ごめんなさい


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