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堂郁 《童話》 アンソロジー

堂郁 《童話》 アンソロジー 「Children's Story Books」
堂郁 《童話》 アンソロジー 「Children's Story Books (仮)」

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りか

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小説もマンガもアニメも映画もドラマも。
ハマッたら最後、何でも語ります!(笑)

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図書特殊部隊のフツーの一日

今回の図書館SSは 「 新隊員歓迎会 その後 」 のあとの話です。
新隊員の彼の視点から見た図書特殊部隊のフツーの一日です。
ちなみに、堂上夫妻のベタ甘はナイっす!(涙)


図書特殊部隊のフツーの一日

教育隊から図書特殊部隊への抜擢。
すごく嬉しかったけど、正直「一体何で自分が?」と思った。
堂上教官からは、誰よりもゲンコツを食らった。
腕立てを命ぜられた。
でも、自分を推薦してくれたんだ...


 ***


昼の休憩時。

業務部の美人が来ていた。
何でも堂上教官と手塚教官の同期だそうだ。

この美人は業務部なのに特殊部隊の事務室によく居て、
会議の時も当然のように混ざり、しかも誰も何も言わない。

不思議な人だ。

そして、なぜだか時々、自分に意味ありげな視線を送ってくる。
居心地が悪いことこの上ない。


今日は、目が合うと話しかけてきた。

「今日の午後は?」

「堂上教官と組んで館内巡回です」

すると、にんまり笑った。

「ふ~ん。そう。ガンバってね?」

何故だか、面白がっているように感じられた。

「こういうのは、黙って推移を見守るのが楽しいのよね」

「?」

最後の言葉は自分に言ったのか、独り言だったのか、
分からなかった。


 ***


午後。

堂上教官とバディを組んでの館内巡回が終わり、特殊部隊
事務室に戻る途中、二人組の大学生と会った。

 
「笠原さん!」

「あれ、悠馬に大河、久しぶり!」

堂上教官が親しげに呼び捨てで名前を呼んだ。

「大河、もう『笠原さん』じゃ無いんだってば!」

「あー、なんか『堂上さん』って、あっちの堂上さんと混同して言い難くて」

堂上教官がそんな二人の会話に笑った。

「そんじゃ、名前で良いよ~」

「ん~と。それじゃあ...郁さん?」

「おっけ」

人差し指と親指で丸を作って返事をする。


あ、ちくしょう。いいな。
こいつら「笠原」だった頃の堂上教官を知ってるんだ。


「こちら、新隊員の人ですか?」

堂上教官が俺を二人に紹介した。

「木村悠馬です」
「吉川大河です」

何でも中学生の時からこの図書館の常連だったそうだ。
そして、吉川と名乗った方が「よろしく先輩」と言った。

「え、君、図書隊に入るのか?」

「はい。防衛部希望です」

「じゃあ、もしかして君も防衛部に?」

木村悠馬に問いかけると彼は首を振った。

「僕は弁護士資格を取って図書隊の法務部に入るつもりです」


僕らはね、中二のときに玄田隊長から大人のケンカを教えて
貰ったんですよ。
弁護士って、究極の大人のケンカが出来る仕事だと思う。
そして、僕のところで勝てれば誰も怪我をしたりしなくて済むんだ。


俺には彼の言葉が

「〝本〝も〝本を読む人の権利〝も、そして〝本を守る人達〝も、
 守ってみせる!」

そんな宣言に聞こえた。

教育期間中に「銃を撃ちたかった」と言って堂上教官にゲンコツと
腕立てを食らった自分が、ひどく子どもに思えて情けなかった。


 ***


巡回から事務室に戻ると、立ち話をしていたせいか定時を
過ぎていた。

何故か又、美人が居た。
手近な椅子に座りお茶を飲んでいた。
この人は一体いつ自分の仕事をしているのだろう。


堂上教官が行動予定表を見ていた。

「笠原、何ニマニマしてんのよ」

「え」

堂上教官の視線の先をたどると...

【 堂上(篤) 帰宅 】

「あー、はいはい。あんたは相変わらずね~」

笑った美人に堂上教官が振り返った。


「そう言えば柴崎。あんたあたしが官舎に移った後、寮の部屋に
 まだ1人でしょ?」

「そうよ」 

「そろそろ、明かりのついてる部屋に帰るのって良いと思うよ?」

「あ、馬鹿っ」

手塚教官が慌てたように言った。

美人が微笑んだ。迫力だ。

「ふ~ん。あんたたち、あたしの居ないところであたしを肴に
 何の話をしてんの?」

「あ、あたしは、これで」

堂上教官がいそいそと帰り支度を始める

「てめぇ、憶えとけよ」

手塚教官が堂上教官を睨みつけた。

帰ろうとした堂上教官の肩を、美人ががっしとつかんだ。

「新人君達、あんた達も来ない? 手塚教官と堂上教官が晩飯
 おごってくれるんですって。
 来たら堂上教官の新人の頃の話、聞かせてあげるわよ」

同期の女子隊員は即座に「行きます!」と言った。
俺も断る理由なんてない。

「え~ん。帰らせて~。篤さんが待ってるよ~」

「来なかったら、あんたのやらかしたあんな事やこんな事、
 全部ばらすわよ?」

にっこり笑われて観念したのか「せめて、電話させて」と携帯を
取り出した。

「あ、篤さん、あの...」

話している最中に美人に携帯を取り上げられた。

「あ、堂上一正ですか。柴崎です。今日、笠原借りますね...
 大丈夫です。 1時間くらいで帰しますから...
 いえ、久しぶりに同期3人で。はい...」

電話を切った美人に堂上教官が首を傾げた。

「今の電話の嘘に何か意味が有るの?」

「あたしもオニじゃ無いってことよ」

「???」

「ただでさえ気苦労の多い堂上一正に、これ以上の心配を増やさない
 ためにね」

美人と女子隊員が目交ぜをして、お互いニヤリと笑ったような気がした。



 ☆ 新人には、柴崎の存在はさぞ不思議だろうな~と
   思いまして(笑)






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コメント

ベタ甘はなかったですけど、おもしろかったです!!

すごく面白かったです!
このシリーズ大好きですvv
大河&悠馬も登場して最高でした!!

すごい!一話でいろんな話を思い出しました。
大河が図書隊に!!あの時の出会いが彼の将来を変えたんだ・・・なんて振り返って感動しました。

新人と柴崎もすごく面白いです♪

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