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「おおきく振りかぶって」はハマりましたとも!
映画は原作モノでなければ、ほとんど
洋画アクション・ホラー・ミステリー系
アニメは「鋼の錬金術師」に燃えた!
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堂郁デート 0.5 その後

今回の図書館SSは 「堂郁デート 0.5 その後」 です。

「持ち越し映画デート」の、次のデートの前日、
特殊部隊事務室での一コマです。
初々しい?(笑) 堂上ってのはいかがでしょう?
( 堂上篤、31歳目前の秋...)


堂郁デート 0.5 その後


それは、そろそろ勤務時間も終わるという頃のこと。
郁と手塚は館内巡回で不在だった。
デスクで書類を片付けていた堂上に、先輩隊員が話しかけて来た。

 「おい、堂上。明日お前の班、公休だな」

 「はい。そうですが?」

堂上が机から顔を上げると、にやにや笑いの先輩隊員と
目が合った。

 「そう言えばこないだ、お前の班の公休のとき、珍しいもん
  見かけたぞ」

 「? 何ですか?」

 「スカート姿の笠原」

 「.....それが何か?」

ナニをどこまで見られたか分からない今の状況では、迂闊に
返事をすると墓穴を掘ることになる。

 「笠原も、ああいう格好をするとなかなかじゃないか」

 「.....そうですか?」

 「そうですかって、つれない返事だなぁ。お前、笠原のスカート姿、
  見たこと無かったか?」

 「有りますよ? 前に囮捜査でエサになったときに」

堂上は努めて平静に答えたが、見られたのが郁ひとりだけの時
だったと、内心ホッとした。

そこへ館内巡回から郁と手塚が事務室に戻って来た。

堂上は思わず舌打ちをした。

 「おお、笠原。良い所に戻って来たな」

先輩隊員の満面の笑みで迎えられた郁は、思わず身を引いた。

 「なっ、何ですか?」

辺りを見回すと、誰もがニヤニヤ笑いを浮かべているような
気がする。
ただ、堂上ひとりだけが仏頂面だ。

 「こないだの公休、可愛いカッコしてたな。デートだったのか?」

 「えっええーーー! えっと。その...」

顔を真っ赤にした郁の視線が堂上に向かった。

堂上は大きくため息をついたあと、ふて腐れた声で言った。

 「別にデートってワケじゃありません。ただ一緒に出掛けた
  だけです」

往生際の悪い堂上に先輩隊員は「ほほー」とニヤニヤ笑いを
寄越して、郁に声を掛ける。

 「おい、笠原。俺んことも明日公休だ。一緒に出掛けるか!
  別にデートじゃないなら誰と出掛けたって構わないだろう?」

 「ええっ、えーと。」

郁の目があちこち泳いで...結局、堂上に戻る。

ダメだ。 顔に出るこいつに隠し事は出来ない。

堂上の視線が郁の目を捕え、そのまま視線を出入り口の扉に
投げる。
「行け」と目で告げる。

 「すっ、すみません。 明日も約束があってダメなんですっ!」

郁は「お先に失礼しますっ!」と、大きく頭を下げると
ほうほうの態で逃げ出した。

...わざわざ「明日もデートです」と明かして行った郁に
ため息が出る。

 「ほほう。笠原を先に逃がしたか」

いつの間にか、隊長室に居たはずの玄田も事務室に出て
来ていて、堂上包囲網が出来上がっていた。

玄田のニヤニヤ笑いには「言うまで逃がさない」という並々ならぬ
意志が感じられる。


堂上の入院中、郁が病室に通い詰めていたことは特殊隊員の
誰もが知っている。

少しは察してくれても良いものを、わざわざ追い詰めるという
この大人気なさ。

「親愛の情だっ!」とか、玄田は言うが「こんな愛ならいらない」と
堂上は思う。

別に隠しておくつもりはなかったが、こんな風に言わされるのは
癪だった。

くそっ! 病み上がりの人間をいたぶりやがって!

小牧は腹を抱えて笑い転げているし。
手塚は堂上から目を逸らしてオロオロしているし。
二人からの助けは望めない。

 「何か、言いたいことが有るんですか?」

 「言うことが有るのはお前だろう」

即座に玄田に返されて、言葉に詰まる。

どうあっても言わせる気だ。 こうなると意地でも言いたくない。

すると最初に話を振ってきた先輩隊員がとんでもないことを
言い出した。

 「堂上、お前ああいうことは、もっと回りに気をつけてした方が
  良いぞ」

 「みっ、見てたんですかっ!」

真っ赤になった堂上が思わず立ち上がる。

すると、

 「俺が見掛けたのは、お前らが一緒に帰ってきたとこだけだ」

としれっと返された。

 「語るに落ちたな」

 「堂上お前、ナニやってたんだよー」

見事に引っかかった堂上に周囲が沸き立つ。

真っ赤な顔のまま憤然と事務室を後にする堂上の背中に、
追い討ちを掛けるトドメの一言が掛かった。

 「おーい。明日の門限の延長届け、出しとかなくて良いのか〜」

 「余計なお世話ですっ!」

堂上が勢い良く事務室の扉を閉めると、一拍置いて
爆笑が起きた。


 ☆ からかわれまくりの堂上。
    しかし、一度認めたら開き直る模様。(笑)


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