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堂郁 《童話》 アンソロジー

堂郁 《童話》 アンソロジー 「Children's Story Books」
堂郁 《童話》 アンソロジー 「Children's Story Books (仮)」

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りか

Author:りか
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有川浩、小野不由美、荻原規子、茅田砂胡、雪乃紗衣、他。
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持ってるマンガの半分くらいは白泉社コミックスです。
小説もマンガもアニメも映画もドラマも。
ハマッたら最後、何でも語ります!(笑)

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SS、頂きましたvvv

再び、カイヤナイト*藍晶石* の紗乃さんより、とても
ステキなSSを頂いちゃいましたvvv

何と! 今回は 「塩の街」 のSSなんですよ♪

私の 「塩の街のSSが読みた~い!」 というリクエストに、
紗乃さんがお応え下さったのですvvv

お忙しい中、私の希望を聞いて下さって本当にありがとう
ございました!

この貴重なSSを、紗乃さんの了解を得て公開します!


この手の先



「今日はここで休むぞ」

掛け声と共に、車のスピードが緩められ、
微かな重力が身体に掛かった。
自分を驚かせないように、静かに車が止められる。

ガチャ、バタンとドアが開けられ閉まる音がして
ジャリ、ジャリと近づく音が続く。
そして自分の横で、静かにドアが開けられる気配がする。
慌てて胸元にあるシートベルトを辿って、金具を外そうとすると
「いい・・・俺が外す」
声が掛かり、目の前の気配が身動き、外してくれた。
「自分で出来ますよ?」
そう呟けば、「わかってる」と声をかけられた。

さらに腕を取られ、ゆっくりと下ろされる。
すぐ側にある温かく太い腕に手をかけると
秋葉さんはゆっくり移動を始めた。

何も見えない暗闇。
普通なら怖い事だろう。
でも自分はこの腕がある限り怖いとは思わない。
目隠しされた自分に合わせたスピードと歩幅。
いつもなら先にスタスタと歩いて行くのに
こんな見えない部分で秋庭さんの優しさを感じる。


立川から伊丹へ移動を始めたすぐに秋庭さんから
ある言葉を言われた。

「これから移動する最中、目隠しをしてくれ」

最初、立川基地を出る時、野坂さんから離れるのは寂しくて
泣いてしまった後だったから、その事を言われると思った。

だから言われた瞬間、びっくりした。
塩害の心配をしてるのだと真奈だってわかる。
でも塩害の対策だって知っているのだ。
目隠しをしなければならない状態ではない。
それは真奈以上に秋庭さんの方がわかっているはずなのに・・。
戸惑いつつ見上げた表情に、真奈は小さく息を飲んだ。

『ばかやろう』
息の上がった声が叱るように呟いたあの時に見た表情だ。

そんな自分の様子に、秋庭さんが言葉を続けた。
「俺が怖いからだ」

『怖い』とは何を指すのか。
今なら真奈も分かる。
秋庭さん自身が塩になる事が怖い訳じゃない。
『真奈が塩になる』事が、秋庭さんは怖いのだ。

「俺が怖いから見ないでくれ」
秋庭さんのその申し出を自分は笑って受け入れた。

目が見えなくなる不自由ぐらい何ともない。
移動最中は車に大人しく座っているだけだから。
風景が見えないとか、色々不自由は自分が思っているより
出てくるかもしれない。
でもそれで秋庭さんの安心が得られるなら十分だと思った。


だが実際してみて実感する。
目が見えないことによる自分の不自由さより
秋庭さんへ掛かる負担の方が遥かに大きいことが。

秋庭さんがそのことに気付かないはずがないのに
それでも毎回きつく結ばれる目隠し。

ふと思い出したのは入江さんの言葉。
『君は重い荷物になるべきだ』
あの時言われた言葉は今も自分の胸にある。

秋庭さんの負担にしかなれない自分。
でもそれが秋庭さんを生きる道へと繋げるのなら
それもで良いと思ったあの時。

今の状態もそれに近いのかな?
目が見えない事で秋庭さんへの負担が増えている。
けれど、それにより秋庭さんの心の安泰は出来ている。

秋庭さんは目隠しをした事で私が不自由や
怖い思いをさせていると思っているみたいだけど
今の状態が嬉しいって言ったら怒られるかな?


自分を飽きさせないように、滅多に話をしない
秋庭さんが説明だけどたくさん話をしてくれる。

驚かせないようにゆっくりと歩く。
そのために差し出される腕。

そんな今までとは違って、すごく側にいれるこの状況が
自分にはすごく嬉しい事だ。

その手の先にあなたがいる。

それが何よりも嬉しい、って知ってますか?
秋庭さん。

fin


真奈の秋庭サンへの想いが、切なくていじらしくて
可愛いなあvvv

紗乃さん、ありがとうございました!

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