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堂郁 《童話》 アンソロジー 「Children's Story Books」
堂郁 《童話》 アンソロジー 「Children's Story Books (仮)」

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りか

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有川浩、小野不由美、荻原規子、茅田砂胡、雪乃紗衣、他。
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持ってるマンガの半分くらいは白泉社コミックスです。
小説もマンガもアニメも映画もドラマも。
ハマッたら最後、何でも語ります!(笑)

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「フリーター、家を買う。」ネタバレ感想

「フリーター、家を買う。」 のネタバレ感想です。

この作品がweb連載されていた頃ってちょうど 「図書館戦争」 に
夢中だったんですよねー

そんで気が付いたら掲載期間が終わっていたという...(笑)

まあ、いずれ本になるとは思っていましたしねvvv

今回刊行された単行本は、その連載分に書下ろしを1編加えた
構成です。

あ、ちなみにこのネタバレ感想、めっちゃ長いです...(笑)


第1章の 「フリーター、立つ。」 は、とにかく何もかもが痛かったです。

主人公は 「武 誠治」。 実家で両親と同居するフリーター。

誠治は大学卒業後、一応は就職するけれど3ヶ月で辞めてしまう。

社内での自分の立ち位置を定めることが出来なかった誠治にとって
会社は居心地の悪いところ以外の何者でも無くて。

結局、なし崩し的にフリーターに。

再就職、したくないわけじゃない。
ちゃんと就活やってる。
でも、上手くいかない。

そうなると、意欲がどんどん低下しちゃうんですよね。

このままじゃダメだという気持ちと、それなりに ("必死で" じゃ
ナイとこがポイントね) 頑張ってるのにままならない現状に対する
苛立ちがない交ぜになって、何もかもがおっくうになってしまう。

自分にも覚えの有る感情ゆえに、痛かったです。

そんなときに発症した、母・寿美子の重度の鬱病。

誠治にとっては寝耳に水でも、本当はずっと前から母が精神的に
追い詰められていたと、姉・亜矢子より聞かされる。

亜矢子は3年前名古屋の個人病院に嫁ぎましたが、その舌鋒の
鋭さは見事としか言いようがないです。

ずっと以前から寿美子の様子を、父・誠一に警告していたのに、
それを笑い飛ばし無視して来た誠一に対する亜矢子の怒りは、
それはそれは凄まじいものでした。

そして、寿美子が取り返しがつかないほどひどい状態になって
から亜矢子に頼ってきた誠一。

亜矢子の怒りは最もです。 そしてその糾弾は正当なものです。

ただ、それがあまりにも真正面からで...

しかも鋭すぎて、万事に自分本位な誠一とは正面から衝突して
しまう。

母の鬱の原因。

それは20年前にこの戸建ての社宅に越して来たときからのご近所
からの嫌がらせ。

寿美子自身には何も落ち度は無いのに、誠一の酒癖の悪さによる
粗相のとばっちり。

しかも、本人は酒が抜けると自分のしたことを全く覚えていない
という性質の悪さ。

その悪意は、子どもの誠治と亜矢子にも及んで。

例えば、子供会のキャンプで山の中に入って遊んだときのこと。

誠治と亜矢子の二人が山の中で迷子になった事件。

これは親の差し金で年長の子ども達が二人を置き去りにしたと
いうのが真相でした。

けれど。

もし本当に二人に何か遭ったら、その責任はこのキャンプを主催した
町内会にも及ぶとは思わなかったんでしょうか。

警察の捜査が入ったら、年長の子ども達は簡単に口を割るでしょう。

これが過失では無く、そこまで意図したものではなかったとしても
悪意によって引き起こされたものだと判明したら...

虐待された武家の猫。 盗まれて燃やされた誠治のオモチャ。

亜矢子が語るさまざまな嫌がらせの中で、私はこの 「置き去り事件」
だけは?でした。

精神科の病院に寿美子を連れて行き、これから名古屋に帰る
亜矢子に母を託された誠治。

今、誠治はやっと地に足が着いたのです。


第2章の 「フリーター、奮闘。」

この家を、この町内を、出る。

それが寿美子のストレスを取り除く最良の方法。

だから、家を買うためにも早く就職を。

ここでタイトルの 「フリーター、家を買う。」 意味が分りました。

この期に及んでもまだ寿美子の状態を理解しようとしない誠一。

夜間の道路工事のバイトをやりながら就活する誠治だけど、心を
入れ替えたからといってすぐに上手く行くわけも無く。

工事現場のおっさん達の素朴な励ましに癒されていく誠治に、
読んでいるこちらも癒されました。

そんなときに起きた寿美子の自殺未遂。

きちんと薬を飲んでいれば時間は掛かっても治っていくはずなのに。

寿美子が薬を飲んだか確認を怠った誠一。

誠治からは 「飲むまで見届けて」 と言われていたにも関わらずに、
です。

「飲むように声を掛けていた」 と主張する誠一の心情が目に見える
ようです。

声を掛けることで 「義務」 は、そして 「責任」 は果たしたと。
(実際はその声掛けすら、なおざりだった)

それでも虚勢を張る誠一に、誠治でなくても情けなくなります。

でも。こーゆーオヤジは居る。そこらにいくらでも。

そして 「薬を飲んでるからこれくらい言っても大丈夫」 と油断した
誠治自身にも咎は有ったのです。

けれど。

真正面から対峙して、逃げ場を封鎖して追い詰める亜矢子とは
違うやり方を、誠治は工事現場のおっさん達から学んでいたのです。

初めて寿美子の通院の同行し、薬のチェック表を作成して冷蔵庫に
張り出した誠一にご褒美を。

「就活の相談」 は、誠一にとって何よりのご褒美だったようです。

そんな、家族からみたらどうしようもない誠一でも、仕事に関しては
有能なのは又事実で。

履歴書や面接のレクチャーを誠一から受ける誠治ですが、正直
言ってそんなことも知らずに就活していたのかと、ちょっと驚きでした。

履歴書は修正液を使ったり、使い回ししてはいけないこと。
面接で前の会社の悪口を言うのは厳禁なこと。

このくらいのことはイマドキ、本からでもネットでもセミナーでも、
いくらでも拾える情報です。

でもまあ、反発している父親の言うことを素直に聞ける誠治はきっと
一回り大きくなっていたんでしょうね。


第3章の 「フリーター、クラスチェンジ。」

確かに!

私もハローワークで、無神経でやる気の無さそうな職員に当たった
ことは有りますが、大抵の職員さんは親切だったと思いますよー

ハローワーク帰りに偶然、前の会社の同僚に会ってあの頃の自分が
どんなに自分しか見えていなかったか痛感する誠治。

そんなときの、バイト先の親会社からの正社員の誘い。

けれど親会社はガチガチの親族会社で、親族社員が優遇される。

「自分直属の雇用なら」 と、そんな親会社から誠治を守ってくれた
子会社でバイト先の社長(作業長)の大悦。

尊敬する大悦に 「考えてくれ」 と言われ、職場は居心地が良い。
でも、これを一生の仕事にするかというと...やっぱり迷う。

悩んだ誠治が父の誠一に相談するけれど、あからさまに現場を
見下し猛反対される。

何で? 何でここでちゃんと相談に乗ってやらないの?
ホントに腹ただしい思いでした。

そして、やっと一次試験に受かった医療機器メーカー 「ナミキ」。

他方、現場の仲間達から語られる作業長・大悦の秘めた思惑。

それは、こっちにべったりと寄生し利益を吸い上げて行く親会社
からの独立。

その鍵になるのは 「営業」 と 「経理事務」 。

それを担う人材として。

ただ誠治を親会社の飼い殺しから守るだけではなく、誠治に期待
していたのです。作業長は。

一次試験を通った 「ナミキ」 の、さあ面接に臨むというそのときに
鳴る携帯。

それはパニック状態の寿美子からのSOS。

結局、面接をキャンセルして急ぎ帰宅する誠治。

でも、そんな誠治を見てくれている人はちゃんと居て。

再面接を受け、別の職種で内定を貰うことが出来た。

ここで人生の選択。

会社としては堅いけれど、条件的には物足りない 「ナミキ」

誠治の最終目的は 「寿美子をこの町内から出してやりたい」
なのですから。

会社の規模は小さいけれど、破格の条件の今のバイト先 「大悦」

そして 「新しい部門の立ち上げ」 はきっと、やり甲斐が得られるはず。

誠一に相談して誠治が決めたのは 「大悦土木株式会社」 でした。


そして、第4章 「元フリーター、働く」

汚れやすいので安いスーツ出勤した誠治が、おっさん達から
「お前はそういう格好が似合う」 と感心されるところ。

今まで誠治の外見の描写は全く無かったのですが、作業服より
スーツが似合うと判明。(笑)

今までインターネットどころか、パソコンの1台すら無かった
事務所で、誠治がドラスチックにIT化を進めていく様は快感でした。

そして 「経理の鬼」 と言われる誠一に誠治が教えを請うことに
よって、家庭の雰囲気が和やかになり、それがそのまま寿美子の
安定に繋がる。

いろんなことが良い方向に向かっていた頃、誠治に課された
大仕事。それは。

「業務にもう1人採用する。お前みたいな奴を採れ」

誠治が考えて考え抜いたのが

『新卒、一切お断り。フリーターのみ大歓迎!』

これで誠治のように社会から滑り落ちた者を掬い上げ、

『入社後、六ヶ月間は工事現場で研修』

これで覚悟の無い者を振るい落とす。

果たして。 採用されたのは二人。

一人は、誠治に 「あの愛嬌は才能」 と言わしめた 「豊川哲平」

もう一人は、一流の学歴を持ちながら現場監督志望で、面接で
リクルートスーツのまま40㎏のセメント袋を担ぎ上げた
「千葉真奈美」

それにしても、誠治がこれだけデキるヤツとは思いませんでした。

ウチの職場もパソコンを2年前に導入したばかりで、それ以前の
データは有りません。
(山と積まれ、埃を被った書類から探すヒマはサスガに無いです)

しかも、私が入社する5ヶ月前に業務委託の契約を切ったばかりで
以前の書類はどこに有るのやら。

私の前任者はとても仕事が出来る人で(以前は税理士事務所で
バリバリやってたそうな)そんな人はマニュアルなんて不要なん
ですねー

だから引継ぎの10日間はとにかくノートに書きまくりでした。
そしてそのノートは私のマニュアルになりました。

何はともあれ、新生・大悦のスタートです。


そして最後の第5章 「フリーター、家を買う。」

愛嬌たっぷりの豊川と、生真面目で少し頑なさが見える真奈美を
組ませた誠治の人事の妙。

「最初にお前を採って正解だった」

作業長のこの言葉は、誠治にとって最高の言葉だったでしょうね。

尊敬する人に自分が認められるということは、とても嬉しいものです。

真奈美が現場で 「千葉ちゃん」 と呼ばれ馴染んでいるのに、誠治の
前ではかちこちになっちゃう様子がとっても微笑ましかったです。

あと、真奈美と豊川が2匹の子猫を拾ったエピソードですが。

拾ったときといい、仕事が終わって駆け込んで来る様子といい、
この二人の行動はまるで小学生のようだと思いました。

結局、片方は助からなかったわけですが、それにショックを受けた
真奈美が更衣室の前で泣いているところ。

ずっと飼っていた猫ならまだ分るのですが、その朝拾った猫の
片方が助からなかったといって、あそこまでショックを受けるもん
でしょうかねぇ。

私が動物を飼ったことが無く、情が薄いからそう思うのかも
知れませんが。

誠治が助からないだろう方の子猫を真奈美と豊川に触らせ
なかったことに気付いていた真奈美。

そうして涙をこぼす真奈美の唇を思わず塞いでしまい、
「ごめん、ノーカン」 と飛び離れる誠治。

「ノーカンにしないと駄目ですか?」

この言葉で真奈美の誠治に対する気持ちが分ります。

誠治はもう自分のことを一番に考える権利は無いと。
そして、以前の自分を恥じているのです。

でも、思うんですよねー。

そんなバカな頃が有ったからこそ、今の誠治が在る。
その頃のことをずっと恥じているからこそ、今の誠治は頑張れる。

だから。

「諦めてない武さんは間に合ってます」

この言葉が誠治の心をどんなに救ってくれたか、きっと真奈美は
気付いていないでしょうね。

そして助かった方の子猫は武家の一員となり、寿美子の心の
安定に一役買うことになります。

誠治が満を持して誠一に切り出した
「俺と二世代ローンで家を買ってくれないかな?」

やっと、やっと、承知した誠一。

でもねー 今の家は社宅で。
定年退職したらどうせ出て行かなくちゃならない訳で。

丁度、潮時だったと思うんですけどね。

そして、引越し。

誠治と真奈美も何となく良い雰囲気になって、これから恋が始まる
予感で終わります。

大団円のラストは、やっぱ気持ちが良かったです。


それから書き下ろしの【 after hours 】 「傍観する元フリーター」

この 「元フリーター」 とは誠治ではなく、豊川のことです。

豊川から見た誠治と真奈美。

お調子者の豊川は、その人懐こさで相手の懐にスルリと入って
来ます。

生真面目で堅物な真奈美の、誠治への気持ちを豊川は研修時代
から知っていました。

そんな普段とは違う女の子な真奈美のギャップにヤられちゃった
豊川くん。(笑)

そして、豊川は決して言葉にはしない誠治の想いも察していました。

全く進展のない二人におせっかいをしようとする豊川くんは結構
お人よしかも。

現場補佐としての能力は有っても女性で実績が無いため、未だ
単なる作業員としてしか工事に加われない真奈美。

そんな真奈美に実績を積ませるため、誠治は大悦に頭を下げて
一度だけ組ませて貰うことに。

それから真奈美を稼動させるため、誠治は工事現場に飛び込んで
作業を手伝いながらの営業を始めます。

その後、その営業スタイルは豊川にも引き継がれて行きます。


「いつか、大きくなったミケに会わせてもらってもいいですか」

やっと、攻めに出た真奈美。
でもそれは 「攻め」 なんて言えるほどのものではなくて。

誠治の返事は 「いつか!そのうち!」

そしてその 「いつか」 がようやっと来たのは、誠治と真奈美が
29歳の年。

「誠治の家へミケを見に行く」

もう、なんて! なんてささやかな進展なんでしょう。(笑)

舞い上がって、来て行く服に悩む真奈美はとってもカワイイvvv

きっとコレって誠治の方も結構一大決心だったんでしょうねー

これはすなわち 「客人を呼べるほど寿美子の状態は良くなった」 と
いうことなんですよね。

真奈美が武家にミケを見に行くところは見たかったなーvvv

これからの誠治と真奈美を、そして豊川を見たいと...
ホントにそう思える作品でした。


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コメント

何とかなった人は見てて(読んでて)気持ちがいいのでしょうね。
私から言えば、まだ25歳でそこそこの大学をでてたからなんとかなったんだろうと冷めた意見しかでません。

まあ、創作なんだから大団円で終わってくれないと困りますけどね(笑

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