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堂郁 《童話》 アンソロジー

堂郁 《童話》 アンソロジー 「Children's Story Books」
堂郁 《童話》 アンソロジー 「Children's Story Books (仮)」

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りか

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小説もマンガもアニメも映画もドラマも。
ハマッたら最後、何でも語ります!(笑)

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堂郁デート11 恋人4ヶ月編

今回の図書館SSは 「堂郁デート11 恋人4ヶ月編 」 です。

いやもう、すんごくお久しぶりの図書館SSになっちゃいました~
(弓版のSSSは書いてましたケド)

もうね、書き方を忘れちゃったんじゃナイかと。(笑)

時期は、堂上サンと郁ちゃんが付き合い始めた年の年末辺り
です。


堂郁デート 11 恋人4ヶ月編


当麻事件を切っ掛けに、やっと付き合いだした堂上と郁。

堂上の退院後は寮暮らしの不自由さを感じつつも、ゆっくりと
順調に交際を重ねていた。

しかし年の瀬が近づくにつれて慌しくなり、特に防衛方は忙しい。

堂上班も休日返上で仕事を回すことも度々有った。

恋人同士になって初めて迎えるクリスマス。

けれど図書隊にいる限りそんなものはすっ飛ばしである。

それに不満が有るわけではないが、郁には年末にそれよりも
もっと大事な日があった。

郁は何とか残業の無い日に堂上を誘い、一緒に食事に行く
約束を取り付けた。


 ***


 「堂上教官。お誕生日、おめでとうございます」

そう言って郁が、綺麗に包装されリボンで飾られた薄い箱を
差し出した。

ここは公園のベンチ。

食事をしたあと 「寒いですけどちょっとだけ」 と、郁が堂上を
公園に誘ったのだ。

堂上が目を見開いた。

ああ、そう言えばもうすぐ誕生日だったか。

この慌しい年の瀬ですっかり忘れていた。

本人すら忘れていたのに、それをちゃんと覚えていて祝ってくれる
郁の気持ちが嬉しい。

 「もう、めでたいって年でもないけどな」

そんなことを嘯きながらも、堂上は差し出された包みを受け取った。

 「気を使わせて悪かったな」

一見仏頂面に見えるが、それが照れ隠しであることが郁にはもう
分かっていた。

 「えへへ」

郁が照れ笑いを浮かべた。

 「実は堂上教官の喜んでくれる顔を独り占めしたかったんで、
  さっきのお店では渡さなかったんです」

...お前。 何て可愛いコトを。

堂上は思わず緩んでしまった顔を隠すようにうつむくと、それを
ごまかすかのように 「開けても良いか?」 と訊いた。

 「はい。どうぞ」

堂上がしゅるしゅるとリボンを解き、丁寧に包装を剥いで箱を
開けると、趣味の良い柄のネクタイが2本出てきた。

 「ありきたりの物で申し訳ないんですけど。一応、堂上教官が
  内勤のときに着用しているスーツに合わせてみました」

お店で適当に選んだものではなく、このプレゼントを買うために
郁は前から自分の着ているものを気に掛けていてくれたのだ。

堂上が思わず顔を上げると、郁の顔がすぐ近くまで寄って
来ていた。

そして、郁の右手が堂上の胸の上に置かれる。

そっと唇が重ねられた。

郁からのキスはあのバックヤードでのキス以来、初めてだった。

あのときの郁はただ強引に唇を押し付けて来ただけだったが、
今の郁は柔らかく優しく重ねている。

郁が唇を離す直前、堂上の唇を郁の舌がかすめた。

堂上に寄せていた身体をゆっくりと離すと、郁は虚を衝かれて
呆然としている相手の瞳をのぞき込んだ。

 「プレゼントのおまけです。堂上教官のビックリした顔も独り占め
  したかったんです」

郁はいたずら成功!と言わんばかりの笑顔を浮かべてぺろっと
舌を出した。

それがトドメだった。

自制が飛んだのが自分でも分かった。

 「お前...」

堂上が郁を抱き寄せようと腕を伸ばしたところで、人の気配がした。

そちらの方に視線を投げると、カップルが寄り添って歩いていた。

冬とはいえ、夜の公園は恋人達の定番場所だ。

自分達以外に人が居ても不思議でも何でもない。

そのカップルもこちらの雰囲気を察したのか、足早に通り過ぎた。

完全に姿が見えなくなるまでやり過ごして再び郁と向き合ったが、
どうにもこうにも完全にタイミングを外してしまった。

二人とも、ここで持ち直せるほど恋人のキャリアを積んでいない。

 「...そろそろ帰るか」

微妙に郁から目を逸らしながら言うと、郁も堂上の顔を見ない
ようにして

 「そうですね...」

と答えた。


 ***


二人は途切れがちのぎこちない会話のまま、武蔵境の駅に
着いた。

無言で基地までの暗い道を歩いていると、ふいに堂上が
郁の手を握った。

一瞬、ピクリと反応した郁だったがそのまま握り返して来た。

それを合図とばかりに、堂上はそのまま街灯の明かりの届かない
建物の影に郁を連れ込んだ。

抱き寄せて唇を重ねる。

やがて唇が離されたとき、郁が大きく息を吐いた。

 「いきなり...」

仏頂面の堂上が低く呟く。

 「俺もお前のビックリした間抜けな顔が見たかったから」

 「まっ、間抜けってっ!」

郁が抗議の声を上げようとすると、それに堂上の声が被さった。

 「可愛い」

ぐっと言葉に詰まった郁の顔が真っ赤に染まった。

そんな郁の唇をもう一度塞いだあと、堂上は郁の頭にポンと手を
載せた。

 「正月二日の朝には速攻で帰って来るから、良い子で待ってろ」

堂上班の正月休みは元旦から三日だ。

 「あの...あたし楽しみにしてますから、早く...」

 "帰って来て" の言葉は郁の中に飲み込まれた。

 「お前、ホントに土壇場になると素直だな」

そう言いながら、いっそ帰省するのは止めようかと真剣に考える
堂上だった。


 ☆ 結局、帰ったケドね!(笑)
    ほほほ。相変わらずのべた甘堂郁です!

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コメント

あの郁が!?

可愛い!!!!!!!
郁がこんなことするなんてぇ!
ちょっと堂上教官に嫉妬しました!
でも「良い子で待ってろ」にもとろけました・・・

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