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堂郁 《童話》 アンソロジー

堂郁 《童話》 アンソロジー 「Children's Story Books」
堂郁 《童話》 アンソロジー 「Children's Story Books (仮)」

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りか

Author:りか
好きな作家(敬称略)
有川浩、小野不由美、荻原規子、茅田砂胡、雪乃紗衣、他。
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持ってるマンガの半分くらいは白泉社コミックスです。
小説もマンガもアニメも映画もドラマも。
ハマッたら最後、何でも語ります!(笑)

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堂郁デート12 セカンド・デート編

いやいや~、すんごい久しぶりの図書館SSです!
(最近、あちこちに浮気してたからvvv)(笑)

先週くらいから "GW合わせ" にと思って、ちょこちょこと書いて
いました。

私、書くの遅いんですよねー(涙)

でも、現在進行形の 「LOVE & WAR」 の 「特別編」 でならノリノリで
書けちゃうのはご愛嬌です。(笑)

そんで今回は 「堂郁デート12 セカンド・デート編」 です。

時期は当麻事件で入院していた堂上サンが退院した頃。
正確には、正化34年の秋頃ですねー

ウチではファースト・デートのSSはすでに有りますので、今回は
セカンド・デートです。

相変わらずのべた甘です!(笑)


堂郁デート12 セカンド・デート編


最初、付き合い始めた頃、郁は堂上がこんな "甘い彼氏" になるとは
思ってなかった。

口調はただの上官だった以前と大差ないが...言っている内容が、
態度が、甘い。

そして、初めての "彼女" というスタンスに、郁は戸惑っていた。

踏んでも壊れないような "170cm級戦闘職種大女" が相手なのに、
何でこんなに大事にしてくれるんだろう。

郁のそんな戸惑いに、堂上も気付いていた。

再会してからは上官として、付き合いだしてからは恋人として、ずっと
郁を見ていたのだ。

そんなある日のこと。

それはフレンチレストランで食事をした2度目のデートのときだった。

堂上が向かいに座っている郁にワインボトルを掲げた。

 「お前も少し飲むか?」

 「えっ、でも...」

躊躇した郁が口ごもった。

 「一杯くらいなら大丈夫だろう」

そう言って、堂上が郁のグラスに白ワインを注ぐ。

 「でも、一気に飲むなよ。食事をしながらゆっくりな」

相変わらずの心配性に、郁が思わず笑いをこぼす。

このとき、堂上に他意は無かった。

勿論、下心も無かった。

ただ、緊張してぎこちない郁の気持ちが少しでも和らげば...
そのくらいの気持ちだった。


 ***


食事が終わり、レジで会計をしている堂上から少し離れたところで
待っていた郁は、先日の初めてのデートのときのことを思い出していた。


ファースト・デートは映画を観に行った。

そしてそのあと、イタリアンレストランで食事をした。

デザートのティラミスを食べ終わり、コーヒーを飲み終えた頃。

 「そろそろ行くか」

堂上がさりげなく伝票を持って立ち上がった。

 「あっ、あの! あたしの分...」

郁が慌てて堂上の後を追いかける。

 「お願いします」

堂上が会計を申し込んでいるその後ろから、郁が堂上の上着の裾を
引っ張った。

 「ん?」

振り返った堂上に郁が小声で囁いた。

 「あの。あたしの分は自分で払います! あたしだって働いてるん
  ですから」

すると、堂上が笑って郁の頭をポンと叩いた。

 「学生のカップルじゃないんだ。ここは男に華を持たせてくれ」

郁は顔が火照ったのが自分でも分かった。

以前、まだ付き合う前。

二人でカモミールティーを飲みに行ったとき、自分で払うと言う
郁に堂上は 「じゃあ次からは割り勘だ」 と言った。

いつもいつも甘えるつもりは無いけれど "彼女扱い" が、何だか
くすぐったい。

顔を上げていられなくてうつむいたまま、郁は小さな声で
「ごっ、ごちそうさまでした」 と呟いた。

すると、郁の頭に笑った気配で手が載った。


***


 「郁、待たせたな」

ふっと現実に戻った。

こちらに近づいて来た堂上に丁寧に頭を下げる。

 「ごちそうさまでした。とっても美味しかったです!」

 「それは良かった」

笑い返した堂上だが、郁の足元が少しふらついているのに気付いた。

 「お前、少し酔ったか?」

 「いいえー。全然、酔ってなんかいません!大丈夫ですっ!」

酔っ払いは大抵 「自分は酔ってない」 と言うものだ。


 ***


 「どーじょーきょーかーん! 星がキレイですねーっ」

季節は秋で、夜は少々肌寒い。

武蔵境駅から関東図書基地までの道をのんびりと二人で歩く。

たった一杯のワインで出来上がってしまった郁はご機嫌で、その
足取りはまるでステップを踏んでいるかのようだ。

 「お前、ちゃんと前を見て歩かないと危ないぞ」

郁の少し後を歩いていた堂上が声を掛けた。

 「だいじょーぶでーす!」

振り返った郁が笑顔で返す。

 「たった1杯でそれだけ機嫌良くなれるんだから、安上がりで
  良いな」

堂上がため息をついた。

 「お前、頼むから寝オチはしてくれるなよ?」

 「えーっ、何でですかー? そしたら負ぶって帰ってくれるんじゃ
  ないんですかー」

まだ付き合う前。

ただの上官・部下だった頃から堂上は特殊部隊の呑み会で寝オチした
郁を寮まで負ぶって帰っていた。

郁がぷうっとほっぺたをふくらませた。

 「彼女になったらもうダメなんですか?」

 「アホウ!そうじゃない」

呑み会ならともかく、デートで彼女を寝オチさせるほど飲ませたなんて
隊の連中に知られたら何と言われるか分かったもんじゃない!

『 堂上、お前って結構、策士だったんだなー 』

『 まだ2度目のデートだろう? そりゃ、下心ありまくり! 』

散々からかわれるのは必至だ。 挙句、真顔で

『何で泊まって来なかったんだ?』

...想像するだけで気が重くなった。

 「堂上教官?」

郁が小首を傾げて堂上の顔を覗き込んだ。

 「あの...もしかして怒っちゃいました?」

その心配そうな顔に理性が飛んだ。

郁の手を掴んで建物の陰に引っ張り込んだ。

そして何か言う間も与えず唇を重ねる。

郁は驚いたようでは有ったが抵抗はしなかった。

しばらくして。

抱きしめている郁の身体からふっと力が抜けた。

かと思ったら急に重くなった。

唇を離して顔を覗き込むと郁の目が閉じられている。

 「おっ、おい!郁!大丈夫か?」

堂上が郁の身体を揺する。

 「えへへ...」

郁が目を閉じたままふわりと笑った。

 「寝てる...」

郁を抱き抱えたまま、堂上が呆然と呟いた。


 ***


堂上は結局、郁を負ぶって寮に戻って来た。

もう消灯時間に近かったのでロビーに人が少なかったのがせめて
もの救いだ。

郁をソファに下ろすと柴崎の携帯に電話を掛けた。

そんなに待たないうちに柴崎がロビーに現れた。

 「あらまあ。笠原、寝オチですか。直接部屋に来て下さっても
  良かったのに」

にこやかな柴崎とは対照的に、堂上は仏頂面だ。

これが不機嫌というわけではなく、ただ決まりが悪いだけなのだと
聡い柴崎には分かっていた。

 「今日は呑み会というわけでも無いんだから、いきなりそういう
  わけにもいかんだろ」

呑み会ならば、寝オチした郁が堂上に搬送されて来る可能性は高い。

 「それで? これまでずっと呑み会で寝オチした笠原の面倒を見て
  来て。笠原の酒量を一番ご存知の堂上教官がご一緒で何でまた
  こんなことに?」

 「...コイツには食事のときにワイン1杯しか飲ませてない」

やましい事情が有る堂上は、柴崎から目を逸らしたまま憮然と答える。

 「あら。それくらいなら笠原でも寝オチするほどじゃ無いはずです
  けどねえ」

首を傾げる柴崎に、まさか酔っ払わせた挙句キスしたら腰を抜かした
とはとても言えない。

仏頂面のまま、ソファで寝ている郁の腕を取った。

 「コイツを部屋に連れて行くぞ。良いか?」

 「はい」

郁を背負おうとする堂上を柴崎が手伝った。

そして、隣を歩く堂上に背負われた郁の顔を柴崎が覗き込んだ。

 「まあまあ!シアワセそうな顔で寝てること。よっぽどイイコトが
  有ったのね」

笑い含みの柴崎のセリフに、思わず脱力しかけた堂上だった。


 ☆ 今回のSSのコンセプトは 「付き合い始めの、慣れなくて
   初々しい郁ちゃんと余裕の堂上サン」 のつもりで書き始めたん
   ですけど...ナゼだかこういうことに。(笑)

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