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堂郁 《童話》 アンソロジー

堂郁 《童話》 アンソロジー 「Children's Story Books」
堂郁 《童話》 アンソロジー 「Children's Story Books (仮)」

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りか

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持ってるマンガの半分くらいは白泉社コミックスです。
小説もマンガもアニメも映画もドラマも。
ハマッたら最後、何でも語ります!(笑)

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「告白」ネタバレ感想

「湊かなえ」 著 「告白」 のネタバレ感想です。

ウチの義姉が姪っ子に頼んで、市立図書館から借りて貰った
そうです。

今、公開されている映画の原作本なのに良く借りられたなーと
思っていたら、やっぱ映画化の話を聞いてすぐに予約を入れて
いたとのこと。

んで。

義姉は 「1時間半くらいで読んだ」 と豪語?(笑)していたので
「じゃあ、私は倍の3時間くらいかな?」とか思っていたのですが
...なんのなんの、6時間くらい掛かりました。

私ってホント、読むのが遅いです。(涙)

そんでも返却日は決まっているし。私の次には姪が控えているし。

てなワケで、ヤマのような積読本をうっちゃって最優先で取り
掛かりました。(笑)

ぢつわね、有川先生との対談を読んだときから気になっていた
作家さんだったんです。


「告白」ネタバレ感想


もうね。ヒトコトで言うなら 「後味が悪かったー」 コレに尽きます。

でも、モチロン面白かったですよー。
ページをめくる手が止まらなくて、昨夜は3時まで読みましたから。

真実だと思われていたコトが語り手が変わる度、二転三転する
ところはドキドキしました。

でも正直言って、借りて読んで良かったと思いました。
二度は読み返さないと思います。

「私の好みではなかった」

簡単に言っちゃうとコレですね。
というのも、今作は最後の最後まで救いが無かったからです。

何も物語が満々のハッピーエンドで終わる必要はないと、私も
思います。

けれどその物語世界の中で、登場人物に気持ちを入れて読んでいて、
一筋の救いもなく終わってしまったらツライ気持ちだけが残ります。

私にとって "読書" とは、楽しい気持ちになる為にするものですから。


「先生の娘が生徒に殺された」

この一つの事実を、この事件に関わった人々がそれぞれ自分の立場で
独白するというスタイルで話は進みます。

第1章 「聖職者」 では、娘を殺された教師 「森口悠子」 が終業式
の日、その犯人の少年2人を指摘した上で爆弾を落として終わります。

その爆弾とは、犯人の少年達の牛乳にHIVに感染していた恋人の
血液を混入させたということでした。

少年法に守られた犯人の少年達。

彼女が少年達に与えたのは、死の恐怖とクラスメイトの制裁でした。

第2章 「殉教者」 での語り手はクラス委員の少女。

森口悠子の後任の若い男の熱血教師は自分に酔うタイプで、少女から
見た彼は本当に愚かな教師でした。

最も、語り手が変わればまた違った面が見えて来るのかも知れ
ませんが...

平気な顔をして登校する少年A。
登校拒否を続ける少年B。

少年Aと、彼を庇ったためにいじめのターゲットになったクラス委員の
少女。

最初はこの少女がこの作品の "救い" になるのかと思いましたが
決してそうでは有りませんでした。

第3章 「慈愛者」 では少年Bこと、直樹の母親が語り手でした。

けれどこの母親は直樹に殺されており、残された日記を直樹の
年の離れた姉が読むという形で進みます。

そして第4章 「求道者」 は、直樹の語る物語。

人を殺したと告白しているにも関わらず、それでも息子は悪くないと
思い込む母はもう常軌を逸していて、本当に息子を愛しているとは
言えないでしょう。

そして、自分のプライドを保つために殺人を犯した直樹。

そこには歪んだ親子の形が有りました。

第5章 「信奉者」 は、一番の謎だった少年Aこと修哉の内面が
語られます。

担任の娘を殺そうと画策し、それをクラスで糾弾されても平気な
顔で登校し、制裁を受けても冷静にやり返す修哉。

一体何が彼をこんな風にしたのか。

彼の望みは 「自分を置いて行った母に会うこと」 の1点に集約
されます。

自分と自分の母以外は、全てを見下している彼の告白は読んで
いて少し苦痛でした。

虐待した挙句、自分の夢を追うために子どもを捨てて行くのに
"子を愛する母" を演じて去った修哉の母。

自分の子どもだけが可愛くて、溺愛する直樹の母。

二人の少年の性格形成に深く関与したのは共に母親で、父親の
存在は希薄でした。

そして、娘を殺されて復讐を実行したのも "母" です。

少年法やいじめやHIVなど、てんこ盛りの問題提起がされている
今作で、私はこの "母親" 達の存在が一番印象に残りました。

第6章 「伝道者」 では、語りは再び森口悠子に戻ります。

「母親は自分を捨てた」 という現実をやっと受け入れた修哉は
全校生徒を道連れにしようと爆弾を仕掛けます。

それを阻止したのは森口悠子でしたが、それは決して正義の
ためなどではなく、自分の復讐を完結させるためでした。

実は私、ここが一番怖かったです。

彼女は取り外した爆弾を密かに修哉の母の職場に仕掛けたのです。

確かに起爆スイッチを押したのは修哉でした。

けれど、被害者で復讐者のはずの森口悠子でさえ、ラストは
「他人を巻き込んでも構わない」 という手段を取ったことに
暗たんたる気持ちになりました。

出来れば1人。

1人で良いから、善良とまで無くても一服の清涼剤のような人の
視点から描かれた章が欲しかったと思います。

そうでないとやりきれなくて。

それにしてもこの作品って、著者のデビュー作なんですよねー

先の見えない展開と、ぐいぐい読ませる力量は本当にスゴイと
思いました。

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コメント

「告白」の感想を読んでまわってたのですが、あなたの感想には人物の分析とその関係性、それからこの本全体の雰囲気が書かれていたので参考にさせて頂きました。

この映画が気になったのは(この話の中で)母親の存在・影響力が大きいと思ったからなのですが、悪を正す人物がいないって私もあまり好きではないかもしれません。。

書いてくれてありがとうございました^^

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