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堂郁 《童話》 アンソロジー

堂郁 《童話》 アンソロジー 「Children's Story Books」
堂郁 《童話》 アンソロジー 「Children's Story Books (仮)」

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りか

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好きな作家(敬称略)
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小説もマンガもアニメも映画もドラマも。
ハマッたら最後、何でも語ります!(笑)

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堂上篤について 小牧より

今回の図書館SSは 「堂上篤について 小牧より」 です。
「別冊 図書館戦争Ⅰ」 の 「触りたい・触られたい二月」
あたりの堂上を、小牧目線で書いてみました。

5/14 最後のとこ、ちこっと直しました。

堂上篤について 小牧より


 「逃げられるのが一番恐い。 悪いか」

堂上が不機嫌な声でそう言った。

全く、この男は...優しいんだか、弱気なんだか。

仕事のときなら結構、強く押すこともあるくせに、こと恋人のことに
なったらどうしてこう 「待ち」 なのか。

三十男と二十代も半ばを超えた女性との付き合いとは、とても
思えない。

でも、これはこれで 「この二人」 らしい気もして、思わず笑みが
漏れた。


そんな二人の仲が、バレンタインデーの頃からおかしくなった。
...ように見えた。 小牧の目には。

一見、いつもと変わりなく見える。

二人とも普通に会話をするし、仕事中にも特に異状は感じられない。

しかし、今までずっと二人の一番近くに居た小牧には、その違いが
はっきり分かる。


教育隊の頃から、堂上は郁の頭に触れていた。

それはもう、見慣れた日常だった。

けれど最近、堂上が郁の頭に手を置いているところを見ていない。

そして一度、堂上が上げかけた手を途中で降ろしているのを
目撃した。


そんなある日。

 「触んないで! それ要らない!」

堂上とのバディで館内を巡回していたとき、郁の声が聞こえた。

そこには、手塚に引っぺがされて泣き顔のまま固まった郁が居た。

小牧は思わずため息をついた。

最近の二人の仲がぎこちない理由は大体聞いている。

しかし、他の男の胸で泣いていた恋人を見てしまった親友に、
掛ける言葉があろうはずもない。

しかも、その恋人が泣いていた原因は 「今、付き合っている
自分とのこと」 と分かりきっているので怒ることも出来ない。

今の堂上は常に自分を制して行動し、今もその内面を表には
出さない。

けれど、かなり参っていることは長年の付き合いで分かる。


と。その時、火災報知機の警報が館内中に鳴り響いた。


 ***


 「郁!」

武蔵野第一図書館に十個もの時限発火装置付きの催涙弾が
送り付けられ、館内が大混乱に陥った。

館内に取り残された聴覚障害を持つ子どもを救出するために、
タオル1枚でガスの充満する館内に飛び込んだ郁を、堂上が
思わず名前で呼んだ。

その声にギョッとして、周辺に居た者の視線が堂上に集まる。

自分に注目が集まっていることに気付く余裕もなく、堂上が
怒鳴った。

 「誰かタオル寄越せ!」

バケツの水を取り替えていた防衛員が、持っていたタオルを
堂上に差し出した。

堂上はそのタオルをバケツに突っ込むと、絞ることなく顔を覆い、
正面玄関に向かって走り出した。

 「堂上っ!」

小牧が大声で呼び止めると、一瞬振り返った。

 「あと、頼む」

それだけ言うと、堂上は郁の後を追って館内に飛び込んだ。

 「二人とも、行っちゃったね...」

あっという間の出来事に、柴崎が呆然として言った。

手塚も堂上が消えた正面玄関を見ながら 「ああ」 と呟いた。


笠原さん。 無鉄砲な感覚派...あの子は本当に昔の堂上に
そっくりだ。

 「全く...相性、良すぎだよ」

小牧は小さくため息をつき、独りごちた。


 ***


毛布を抱えた郁が、堂上を追って通用門へ駆け出した。

小牧と手塚がその姿を見送っていると、後ろから声が掛かった。

 「小牧教官、お見事な采配です」

振り返ると、柴崎が笑みを浮かべておどけたように敬礼をしていた。

 「全く、世話が焼けるよね」

肩をすくめると

 「ええ。 本当に」

柴崎も同じように肩をすくめた。

 「これで笠原の呪縛が解けると良いんだけど」

 「呪縛?」

訊き返したのは手塚だ。

 「んー。 あんたには分かんないことよ」

ニヤニヤ笑いでいなされて手塚が仏頂面になった。

 「でも、今回は手塚が先にきっかけをくれていたよ?」

小牧が笑いながらとりなすように言った。

 「まあ、あんたにしては気の利いた措置だったわね」 

柴崎の褒め言葉とも言えないような褒め言葉に、手塚がふて腐れて
横を向いた。

「ああ、そりゃどうも!」

その様子に、小牧と柴崎は顔を見合わせて笑った。


 ☆ 相性が良すぎて有事に無茶がどこまでも加速して...
    ますネ。 はい。(笑)


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コメント

小牧が誰よりも一番近くで堂上を見ているんですよね。
小牧の視点で見てみるのも、なんだか新鮮でした。

なんかすごく新鮮です!
小牧の立場からのが一番面白いです。

無茶加速しまくりですね(笑)
ホントに恐ろしい・面白い・ベタ甘な組み合わせです!
面白い!

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