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堂郁 《童話》 アンソロジー

堂郁 《童話》 アンソロジー 「Children's Story Books」
堂郁 《童話》 アンソロジー 「Children's Story Books (仮)」

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りか

Author:りか
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有川浩、小野不由美、荻原規子、茅田砂胡、雪乃紗衣、他。
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持ってるマンガの半分くらいは白泉社コミックスです。
小説もマンガもアニメも映画もドラマも。
ハマッたら最後、何でも語ります!(笑)

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「フリーター、家を買う。」ネタバレSS

ぢつわねー、以前 「フリーター、家を買う。」 の原作本を読んだとき、
SSを書き掛けてたんですよー。

でも、途中まで書いて放ったらかしにしてました。(笑)
(そうやって、途中までのって結構有ったりして...)

ドラマを見ていて、最近久しぶりに原作本を読み返しまして。

きっとね~ 多分ね~
需要はほとんどナイと思われますが(笑)よろしかったらどぞvvv

あ、あくまでも "原作小説の" SSですからー
(ドラマと原作小説はベツモノですもんね!)


 「いつか、大きくなったミケに会わせてもらっていいですか」

真奈美が初めて仕掛けたオフェンスは長い間棚上げ状態であったが、
29歳の年にようやっと果たされることになった。

これまで誠治は女友達を家に招いたことは無かったらしく、真奈美の
訪問は武家に歓迎された。

そうして。

それは 「ミケを見に行く」 という建前で、真奈美が誠治の家に行き
始めて3回目のときのこと。

その日、真奈美は武家と夕食を共にした。

辞去しようと腰を上げたとき、すでに外は暗くなっていた。

 「母さん、俺、千葉さんを駅まで送ってくるから」

玄関先まで見送りに来ていた寿美子は笑顔で頷いた。

 「真奈美ちゃん、又ミケを見に来てね」

その時々の感情がすぐに顔に出る真奈美は、これまで好意の皮を
被ったご近所にいたぶられて来た寿美子にとって安心できる存在
らしい。

そして真奈美が息子の誠治に好意を持っていること、誠治も真奈美に
満更でもないことに、寿美子はすでに気が付いていた。


二人並んで街灯に照らされた道を歩く。

手を繋ぐわけでもなく、握りこぶし一個分の距離を開けて並んで歩く
二人は微妙な距離で。

ふと、思い出したように誠治が言った。

 「千葉さんのスカート姿ってめずらしいね」

めずらしいも何も、真奈美が誠治の前でスカートをはいたのはこれが
初めてだ。

現場では当然の如く作業着の真奈美だが、通勤時もパンツばかり
だった。

そうでなくても男ばかりの職場に、ただ一人の女である。

殊更 "女" を強調したくないという思いが、自然と真奈美にパンツを
選ばせていた。

 「へっ、変ですかっ!」

あからさまに動揺している様子だ。

 「いいや。良く似合ってるよ」

誠治の言葉に真奈美の顔が真っ赤に染まる。

 「あっ、ありがとうございますっ!」

そして、何故か言い訳するように続けた。

 「とっ、豊川が 『 絶対スカートが良い 』 って言うもんだからっ!」
 
 「豊川が?」

 「はいっ!」

思いっきり言い切ってしまう。

その後、沈黙が流れた。

急に黙り込んだ誠治に、真奈美は思わず隣を見返した。

すると、誠治は何となくの仏頂面である。

一体何が誠治の機嫌を損ねたのか分からず、おずおずと声を掛けた。

 「あ、あの...私何か気に障ること...」

全部は言えなかった。

なぜなら誠治がいきなり真奈美の腕を掴んだからだ。

そして、そのまま建物の影に引き込まれた。

抱き寄せられて、唇が重なる。

優しく重ねられた唇は、優しく離れた。

 「...今の、カウントしても良いですか?」

頬を染めた真奈美が尋ねると誠治が頷いた。

 「いいよ。でもカウントは2回にして」

子猫を拾ったとき、暗闇でのキスを 「ごめん、ノーカン」 と言ったのは
誠治の方だ。

 「えっ、でも...」

そう言い掛けた真奈美の口を再び誠治が塞いだ。

今度はさっきよりも深く。

抱きしめられるだけだった真奈美の両手がそっと誠治の背中に回った。


 ***


自分の気持ちのままに重ねてしまった唇だけど。

それでも応えてくれた真奈美に、誠治は幾分安堵していた。

真奈美は自分に対して、未だ堅苦しい態度と口調を崩さない。

そんな彼女が豊川に対しては親しげな様子だ。

二人は同期で有るし、頑なな真奈美とお調子者の豊川を組ませたのは
当の誠治である。

二人がお互いに良い影響を受け合ってくれれば良い、との采配は的中
したとは思うが、今この場で 「豊川が」 と出たのは面白く無かった。

気が付いたら真奈美の腕を取っていた。

こみ上げた気持ちを抑えきれず抱きしめた。

唇が離れたとき、誠治は真奈美の顔を見ないようにして呟いた。

 「今度は俺の為にスカートをはいて来て」

そのとき、真奈美は初めて誠治が勘違いしていることに気が付いた。


 ☆ 不器用な二人が不器用なりに恋を育てていくトコロが見たかった
   なあ...と思いましてネ。(笑)


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